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鼻がつまるということは、傍目にはさほどひどい症状とは思えません。でも鼻がつまっている本人には、それはとてもつらいものなのです。実際、現在でこそ少なくなりましたが、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)が多く、子どものほとんどが鼻から二本棒を垂らしていた時代。そう言えば自分もそうだった、その記憶を頭の底から呼び起こす方もおられるでしょう。
当時二本棒のために鼻がつまると、鼻性注意集中不能症と言って精神の集中が難しくなる、そんな病態がゴロゴロしていたものです。このため子どもの学業成績が悪いと、鼻が悪い、蓄膿症だ、と本気で心配されました。鼻がつまってポカンと口を開けている子どもの顔が、いかにもぼんやりしているように、見えたせいもあるのでしょう。
現在でも蓄膿症こそ減りましたが、花粉症などのアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)が増加し、鼻づまりに悩む人の数は同じだ、とも言われます。今なお、鼻つまりが放っておけない鼻症状である理由です。
鼻づまりは、年令や時期そして伴う症状によって、いくつかの原因を考えることができます。まず、子どもと大人に分けてご説明します。
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