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慢性中耳炎の一種で、耳の骨を破壊し病変が奥へ食い込んで行くタイプのものです。ご存じのように耳やその周辺には、脳を始め大切な器官が密在しています。そのため、このタイプの中耳炎が進行し骨の破壊が生じると、隣接する重要な器官に悪影響を生じます。
例えば、耳だれがかなり以前からあったのに放置した。そしたら、風邪をひいたある日突然耳から血が出てひどいめまいがする。おまけに片方の顔が曲がってしまい、目や口が閉じなくなった(顔を動かしている神経神経がダメージを負った状態で、顔面神経麻痺と言います)。そんなときには、真珠腫性中耳炎が急激に悪化して(急性増悪と称します)、内耳を侵したものと想像されます。抗生物質の手に入らなかった昔なら、とっくに頭をやられ髄膜炎になっていた、いわばそういう事態です。
こうならないように真珠腫性中耳炎の方では、耳の変な状態が長引くなら耳鼻科医の管理を受けておいてください。もちろん、悪化のきざしが見られたら、直ちに主治医にご報告頂かねばなりません。
なお真珠腫性中耳炎では、そのほとんどが治療の為に手術を必要とします。また、病変が中耳腔のすみずみまで充満していたりするときには、複数回の手術となることがあります。こんな場合初回の手術で病変を除去し、二回目以降の手術で病変の除去を確認。そして聴力改善の処置を行なう、二段階式手術法の選択されることもあります。
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