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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

暮らしとアレルギー<18>

 さてそれでは具体的に、日常生活の中でアレルギーに対応していくには、どうすればよいのでしょうか。  ダニについては、ダニの増加しない住宅構造を考え、ダニの生育しにくい生活習慣を身につけることが第一です。  ことに、これから自宅を建てようという方は、何千万円もかけてダニの住みやすい、つまりアレルギーを非常に引き起こしがちな家を建てたりすることのないよう、正確な知識が必要です。

 詳細については「建ててよかった 快適・健康住宅」(加藤大志朗著、日本評論社)という本に、われわれの考え方を盛り込んでいます。ですからここでは、既存の住宅に住んでおられる方の注意点について述べることにします。

 ダニの害から健康を守るためには、基本的に屋内の湿度を下げてダニの生育できない環境を作ることが大切です。  このために特に、高気密高断熱住宅においては、なるべく局部暖房・間欠暖房を控えた方が賢明です。 こうした住宅に住みながら、冬は空気が乾燥するからと、石油ストーブをたいた上にやかんを乗せて水蒸気を発散させている家庭がありますが、やめてください。その水蒸気は部屋の隅々で結露となり、畳やじゅうたんに染み込みます。そしてそこでは、ダニが繁殖します。

 床はいわゆるフローリングがよいと思いますが、その上に殺ダニ機能のついた電気カーペットを使用するのもよいと思います。畳や敷き詰め式じゅうたんの上に電気カーペットを敷くと、せっかくダニを殺しても畳などからまたダニが移動して元のもくあみです。

 カーテンがダニのすみかとなりやすいのは、窓に結露してその水分をカーテンが吸い込むからです。窓を二重窓にして、窓枠を熱伝導のよくない素材にしてやれば、窓の結露もカーテンの問題もなくなります。

 寝具はときどき、お日様に干してください。これは乾燥が目的ですから、日の陰る午後三時以降は取り込んでください。その時刻以後は気温が下がって大気中の湿度が上昇し、かえって寝具が湿ります。

 寝具の外から、0.3ミリ以下の細かい目でできたカバーで覆うと、ダニはそれを通過することができず、寝具はダニ汚染を免れます。薬品でダニを殺してある防ダニ寝具より、人体にとって安心です。

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