3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

Q:鼻炎、鼻づまりが大きな病気につながることは?

私立大学の4年生です。毎年、冬になるときまって鼻炎を起こしてしまうんです。

私はスキーサークルに入っており、この季節は戸外で過ごす時間が長いのですが、鼻がつまってしまうおかげでなかなか集中することができず、大変辛い思いをしています。また卒業試験もうまくいくか心配。鼻炎、鼻づまりの予防の仕方、そして対処の方法があったらぜひ教えて下さい。これらが、何か大きな病気につながることはあるのでしょうか。あるとすれば、病院にかかる目安(ただの鼻風邪なのか、それとも大きな病気の予兆なのかを見分ける基準)についても教えていただけるとありがたいのですが。 

(22歳/女性)

A:寒い時期の戸外での鼻づまり。原因としては3つが考えられる 。

寒い時期に戸外で鼻づまりを起こしてしまう原因としては、3つあげられます。第一に単純な鼻風邪(急性鼻炎)、第二にそれをこじらせた急性副鼻腔炎(蓄膿症の起こりかけ)、第三にアレルギー性鼻炎です。

急性鼻炎はウィルスの感染によるもので、急性副鼻腔炎は鼻炎に二次感染で細菌が付着したもの、そしてアレルギー性鼻炎はアレルギーによる鼻粘膜の過敏状態に急激な温度変化が加わったものです。

急性鼻炎は寒気により鼻腔入口部の温度が下がり、ウィルスの生存に適した温度となるために発症します。また急性副鼻腔炎は、風邪を治しそこねて鼻づまりがいつまでも治らないと、そこに細菌が繁殖して膿を持つものです。鼻腔の脇にある副鼻腔にこの膿がたまり、青っぱなが出たり、頭痛が起きたりします。

アレルギー性鼻炎では、寒気が過敏になった鼻粘膜を刺激し、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがなかなか止まらない状態となります。

これらはすべて、鼻粘膜に寒気がふれることがきっかけで発症します。ですからマスクなどを活用し冷たい空気を避けることで楽になり、かなり症状は軽くなってくれます。 これら三つの鑑別法ですが、急性鼻炎(鼻風邪)でしたら寒気を避けて体調を整えれば症状は治まります。急性副鼻腔炎では、鼻づまりに加えて青っぱなが止らず、頭痛を伴います。アレルギー性鼻炎では、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが屋内でも継続し、鼻や目がかゆくなることが少なくありません。

青っぱなやくしゃみ・鼻水・鼻づまりがいつまでも続くようでしたら、耳鼻科医に相談したほうがよいでしょう。

(ホスピタウン12月号掲載)

 
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