3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

Q:ここ最近、耳に強い痛みがある、加えて発熱も

会社では事務職についています。ここ最近、耳に強い痛みを感じるようになってしまいました。加えて発熱もあります。

また、耳の中に何かがつまっている感じで、音も聴き取りにくいありありさまです。このおかげで、業務に支障をきたしてしまっています。集中力も衰えたと感じます。

医者でみてもらったとっころ、急性中耳炎との診断を受け、覚悟はしていたもののやがり落ち込んでしまいました。

慢性中耳炎との違いについて、また外耳炎とはどのように異なるのかについて教えていただければさいわいです。  

(男性/29歳)

A:抗生物質と消炎鎮痛剤を服用すれば痛みはなくなる

風邪をひいている最中や、その治りかけのときなどに、急に耳が激しく痛むことがあります。

これは、風邪の際に繁殖した、のどのばい菌が、耳管という、のどと耳の奥をつないでいる管を通じて中耳腔(鼓膜の内側)に入り、そこに膿がたまって、鼓膜を強く圧迫したために生じたものなのです。

これが急性中耳炎と称されるもので、鼓膜の動きが鈍くなるために聞こえも悪化します。

また熱の出ることも多いのですが、これは風邪そのもののせいでもあります。

急性中耳炎の痛みは、鼓膜への圧迫の結果発生するわけで、鼓膜に小さな穴を開ける処置(鼓膜切開術)を実施して圧を逃がすとともに、抗生物質と消炎鎮痛剤を服用すれば、痛みはなくなってくれます。

慢性中耳炎というのは、子どものころに中耳炎をくり返し、鼓膜に穴の開いたまま何年か経過した状態をいいます。ふだんは無症状のことが多いのですが、ときに風邪などで感染を生じると、耳だれが出たり、痛みが発生したりします。

これに対し外耳道炎とは、耳の外側の皮膚をひっかいて傷ができ、そこに感染を生じて膿をもった状態のことをさします。

いわばおできの一種ですから、耳を外から押したりひっかいたりすると痛みが強くなることが特徴です。

急性中耳炎が、冬の寒い時期に風邪をひいていたこどもに多く見られるのに対して、外耳道炎は、夏の暑い盛りにプールや海で遊んでいた子どもに発生しやすいことも特色の一つです。 。  

(三好耳鼻咽喉科クリニック院長 三好 彰)
「ホスピタウン3月号掲載」

 
関連リンク: 用語集 急性中耳炎
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