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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

 

3月11日放送の「特命リサーチ200X」に取材協力いたしました!!

日本テレビからの質問とそれに対する解答をご紹介します。

Q:アレルギーの親から生まれた子どもは、その体質を受けつぎアレルギーになる確率が高いようですが、本当でしょうか?

A:花粉症の遺伝ですが、アレルギー性素因の遺伝子に関してはわれわれがオックスフォード大学と共同研究を行なった、その論文をお送り致します。

花粉症の両親から生まれた子どもが花粉症にかかり易いのは、こうした遺伝的要因が半分で、環境的な要因が半分です。

環境的要因とは、花粉症はアレルゲンである花粉の曝露によって発症するのですが、両親揃って花粉症である家庭は当然花粉飛散量の多い地域に位置しています。

子どもはもちろん、大量の花粉を浴びていると考えねばなりません。

さらに、厳密な立証は未だですが、動物性タンパク質や動物性脂肪の摂取とアレルギー発症との相関も疑われています。

親と子どもはほぼ同じ内容の食生活をしていると想像できますから、花粉症の両親の子どもは花粉症になり易いと言えます。

Q:グロブリンとは?

A:グロブリン、ここで問題になるのは免疫グロブリンのことだと思います。IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があって、アレルギーで話題になるのはIgEです。

小難しい理屈を言い出せばキリが無いのですが、アレルギーつまり抗原抗体反応に際して増加し、アレルギー反応(鼻の場合にはくしゃみ・鼻水・鼻詰まり)を起こす化学物質(ヒスタミンやロイコトリエン)を肥満細胞から遊離させる(つまり放出させる)役割を担っています。

以前お送りした資料に書きましたように、アレルギー反応そのものは生体の防御活動の過剰な状況で、本来は人体に入りこもうとする異物を排泄せしめる役割です。

ですから寄生虫などの異物が体内に存在すると増加し、抗酸球(白血球の一種)などとともに寄生虫を排除しようとします。 そのIgEがアレルギーでも増加するのは、ダニや花粉など些細な異物でも敵と認識して過剰防衛を生じてしまうアレルギーの機序によりますが、アレルギーの時に増加するのでアレルギー反応の指標にし易いのです。

詳しいことがお聞きになりたいのでしたら、またその旨おっしゃってください。

 
関連リンク: 用語集 花粉症
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