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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

最新鋭の治療機器ソムノプラスティが当院に導入されました!!

読売新聞の取材をうけました。


〜いびきが危ない〜  

首都圏の鉄道会社に勤める憲一さん(35歳仮名)にとって、月数回の宿直勤務は憂うつでたまらなかった。ふだんから家族にいびきがうるさいと言われ、「一緒に泊まり勤務をする同僚にも迷惑をかけているのでは」と気に病んでいるからだ。表立っては言ってくる同僚はいなかったが、何とかしたいと思い立った。
太り気味で下あごもやや小さめと、憲一さんはもともといびきをかきやすい体型だったが、治療に訪ねた太田総合病院(川崎市)耳鼻咽喉科の千葉伸一郎医師は「舌の付け根が大きいのがいびきの要因」と診断した。あおむけに寝ると舌が奥に落ち込んで空気の通り道である気道が狭くなる。口蓋垂(のどちんこ)も大きめだった。

「何日も仕事を休めない」という憲一さんの事情で、千葉さんは高周波を使った新しい治療法で、舌の付け根を小さくすることにした。

治療機器は「ソムノプラスティ」と呼ばれ、治療部に刺した針から高周波を流して熱を発生させることで、たんぱく質が凝固し、細胞も壊死する。それらが数週間で自然に体内に吸収され、治療部の容積が小さくなるという仕組みだ。「痛みが少なく、日帰り手術で済む。特に、これまでの治療の効果が上がりにくかった舌の付け根にはかなり有効な方法です」と千葉さんは話す。

舌と口蓋垂に計三回、ソムノプラスティによる治療を行った憲一さんへの効果はてきめんだった。同じ部屋で寝ていると目が覚めるほど大きかったいびかが、寝息よりやや大きい程度に収まり、家庭からも喜ばれている。

アメリカで開発されたソムノプラスティが日本で使われるようになったのは、この1年ほどのこと。導入した病院はまだ全国に約十か所程度だが、「いびき外来」を設けている三好耳鼻咽喉科クリニック(仙台市)の三好彰院長は「いびきの治療で、のどの手術が必要な人は相談者の三分の一を占める。効果は大きい」と期待する。同院でも年内には備える計画という。

鼻に圧力をかけた空気を送り込むCPAP(シーパップ、経鼻持続陽圧呼吸療法)も、ティッシュの箱程度で重さは約1.6キロと機器の小型化が進んでいる。数年前に日本に導入された当初は、その5倍もあった。

CPAPに詳しい虎の門病院(東京)成井浩司医師(呼吸器科)は「出張や旅行先にも携帯でいるサイズになった」。

最近では、マスクから送り込む空気の圧力が自働調節できる機種も登場した。

いびきの病理が解明されるにつれて、治療法や機器も進歩している。一人で悩まないでい医療機関の門をたたくことの大切さも増していると言えそうだ。

(菊池 裕之)

最新鋭の治療機器「ソムノプラスティ」

手術の光景 痛みは全く感じない


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