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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

 

健康ワンポイント「難聴の原因、予防と治療」の取材を受けました!!
毎週月曜日から金曜日午後3時より東北放送ラジオで放送されている「健康ワンポイント」質問コーナーに出演しました。放送内容を、ご紹介したいと思います。
『健康のワンポイント』HPでもご覧になれます。
URL:http://www.kyodo.co.jp/kenko/thema/20020610.htm

1「難聴の原因」 / 2「老人性難聴」 / 3「突発性難聴」 / 4「耳の定期検診のすすめ」 / 5「質問コーナーQ&A」

1日目「難聴の原因」

―今週は「難聴の原因、予防と治療」というテーマで、仙台市の三好耳鼻咽喉科クリニック院長、三好彰先生に伺います。初日の今日は「難聴の原因」というお話ですが、難聴は大きく分けて2つのタイプがあるということですが。
三 好 そうです。耳というのは音波、空気の振動を受け取り、それを電気信号に変えて脳に送ることによって聞こえが成り立っています。そして音波を音として感じる部分まで導く伝音器官と呼ばれる「外耳」や「中耳」の障害で起きるのが「伝音難聴」です。
―伝音というのは、伝える音ということですか。
三 好 はい。それから、その音波を感じてそれを電気エネルギーに変える「内耳」から奥に原因がある難聴、これを音を感じる部分に原因がある難聴ということから「感音難聴」と言います。
―それぞれ原因は違うのですか。
三 好 伝音難聴は外耳や中耳の原因によって起きます。例えば、耳かすが詰まって音が内耳に届かない場合があります。
―えっ、耳のお掃除不足が原因、お掃除をしないと駄目ですか。
三 好 駄目ですね。それから「中耳炎」などによって、中耳に炎症があると音波を受け取ることができないために難聴になりますが、これは伝音難聴です。
それに対して、音を感じる部分として内耳には「カタツムリ管」がありますが、そこから奥に原因があって脳にうまく電気信号が伝わらない、これが感音難聴です。例えば「メニエール病」とか「老人性難聴」で耳の神経がダメージを受けた場合にこうなります。
さらにその奥の耳の神経、聴神経に腫瘍のできる「聴神経腫瘍」などによっても、感音難聴になります。
―そうしたことが分かった上で治療すれば治るのでしょうか。
三 好 そうですね。お年寄りなどで耳が遠くなり、老人性だろうとあきらめていた人の耳かすを取ったら聞こえるようになった。また、「中耳炎」を合併して聞こえが悪くなっていた人の中耳炎を治したら聞こえが良くなったということもあります。原因をまず把握することが大切ですね。
―急に耳が聞こえなくなってしまうような難聴もありますね。
三 好 「突発性難聴」と呼ばれるもので、ある日突然聞こえが悪くなりますが、重要なことは発症してから1週間以内に治療を開始しないと元に戻らないということです。
それからまれではありますが「聴神経腫瘍」によって突発性難聴になることもあります。これは脳腫瘍の一種ですから、しっかり対応しないといけません。
―分かりました。では今日の「健康ワンポイント」をお願いします。
三 好 「後れを取るな、難聴の治療」ということです。
(2002年6月10日放送)
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