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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

 

健康ワンポイント「難聴の原因、予防と治療」の取材を受けました!!
毎週月曜日から金曜日午後3時より東北放送ラジオで放送されている「健康ワンポイント」質問コーナーに出演しました。放送内容を、ご紹介したいと思います。
『健康のワンポイント』HPでもご覧になれます。
URL:http://www.kyodo.co.jp/kenko/thema/20020610.htm

1「難聴の原因」 / 2「老人性難聴」 / 3「突発性難聴」 / 4「耳の定期検診のすすめ」 / 5「質問コーナーQ&A」

2日目「老人性難聴」

―今日は「老人性難聴」というお話です。昨日、高齢になって聞こえないのはしょうがないと思っていたら、実は耳のお掃除をしていなかったということがあると聞きました。でも、年をとると聞こえにくくなるのは仕方のないことでは。
三 好 そうですね。耳も人体の部品の1つですから、長いこと使っているとすり減ることがあると思ってください。ただし、これはとり替えることはできません。
―人間のからだは、新しいのに入れ替えるわけにはいきませんものね。老人性難聴はいろいろ誤解されている部分があるということですが。
三 好 そうですね。一番大きな誤解は耳の聞こえないお年寄りに大きな声で話をするという考え方です。
―違うのですか。
三 好 違います。つまり、老人性難聴の場合は高い音、甲高い音が聞こえにくくなりますから、言葉の端々がはっきり聞こえなくなるということです。
例えば、「あいうえお」というのは低い音域にありますが、「さしすせそ」という言葉は甲高い部分に音域があります。ですから、甲高い部分が聞こえなくなってくると、話の内容がはっきり分からなくなってしまうのです。
話しかけられているのは分かるのですが、その話の中身を把握できないということです。話の内容を理解してもらうのが困難になるのであって、大きな声で話せば分かってもらえるというわけではありません。
甲高い音が苦手になり、女性の声が聞き取れなくなるのです。ですから奥さんの声が分かりにくいだけで、奥さんを避けているのではありません。耳がそうなっただけです。
―お嫁さんの話はよく聞こえない、それは女性の声だからということですね。
三 好 そうです。避けているのではありません。
―お年寄りと話すときはどんなことに注意したらよいのですか。
三 好 大きな声で話をしても意味がないのですから、相手の目を見て「ゆっくり」「くっきり」「はっきり」話をすることが必要です。聞こえないからという理由で老人は放って置かれがちですが、そうするとぼけが進行したりする危険があります。話の輪の中に入ってもらい、みんなで話をすることが大切だと思います。
―ところで、補聴器は有効ではないのですか。
三 好 人によって、それぞれ使う目的が違いますから、その人に合わせて選ぶことが大切です。つまり、テレビを見るのに必要なのか、人と話をするのに必要か、あるいは講演会に行って話を聞くのに必要というように、その人に合うものを選ぶことです。
―そういうことですか。今日の「健康ワンポイント」をお願いします。
三 好 「お年寄りには目を見てゆっくり、くっきり、はっきり話をしよう」。
(2002年6月11日放送)