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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

 

滲出中耳炎の娘プールに入ってもいいでしょうか

6歳の女の子。滲出中耳炎と診断され、現在は経過観察中です。先日学校のプール開きが行われたのですが、水泳の授業を受けさせてもいいのでしょうか。

(若林区・C代)

滲出性中耳炎は原則として水泳可能。プールの後、体を冷やさないなど風邪をひかないようなケアを

中耳炎にはいくつか種類があります。C代さんのお子さんが診断された「滲出中耳炎」は、耳の鼓膜の内側(中耳腔)に水状の炎症性の液体が溜まり、聞こえが悪くなるなどの症状が現れる病気。子どもはのどの奥と耳をつないでいる耳管が太く短いので中耳炎になりやすく、構造が変化する10歳ぐらいまでに多く見られます。

急性中耳炎と違って強い痛みを伴うことが少なく、先に述べたように聞えが少し鈍くなるのが特徴。そのためテレビににじり寄ったり、授業では先生の声を聞き逃すなどの現象が起こり、周囲の人がその様子に気付くというケースが多いようですね。思い当たったら早めに耳鼻科を受診しましょう。

水泳の授業ですが、滲出性中耳炎の場合は原則的にプールに入っても大丈夫でしょう。ただし、受けている治療によっては治療が必要になります(Check!参照)。耳に水が入ること以外に注意したいのは、プールから上がった後のケア。体を冷やしてかぜをひくと中耳炎の症状が進むことがあるので注意しましょう。

Check!
〜滲出性中耳炎〜水泳時の注意点

  1. 滲出性中耳炎は原則として水泳は可能です。
  2. 滲出性中耳炎の治療で、中耳腔にチューブええ老いれている場合は、以下の注意が必要
    ・ 耳の穴に耳栓を使用する
    ・ スイミングキャップをかぶり、耳栓が脱落しないようにする
    ・ 飛び込みや潜水はしない
  3. プールから上がった後は体を冷やさないなど、かぜをひかないようなケアをしましょう。かぜは中耳炎の症状を進ませる元になります。

(三好耳鼻咽喉科クリニック院長 三好 彰)
「シティリビング リビング ウエルネス通信〜子どもの健康〜」

関連リンク:  滲出性中耳炎

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