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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

小国町におけるアレルギー予防の試み、特にスギ花粉症について
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そこでなにをしたかというと、これは九州の福岡市内に井槌病院というのがございまして、ここは仙台市ですから知らないでしょうけども、福岡市では知らない人がいないというくらいでかい産婦人科病院で、数の勝負ですから、たくさんベィビィが生まれますのでここの先生にお願いして、ここで出産していただくお母さん方にも一人ひとり協力を求めましてウンコちゃんを取らしていただく。で、出産しますとお母さんは日本では1週間入院しますので、毎日毎日ベィビィのウンコちゃんをとってそれを九州大学の農学部に送って、そのウンコちゃんの中の細菌を調べるということをやったわけです。みなさんベィビィのお尻に向かってウンコちゃんをとるという作業をやったことがあるかどうか知りませんけれども、赤ちゃんがウンコちゃんが出そうになったらこう足を開いて出てくるウンチを耳かき棒みたいのでちょちょちょちょと取ってやるわけですね。それでそれをすぐにビニールの筒みたいなものに入れてふたをして凍結してすぐに九大農学部に運んで調べる。こういうことをやったわけです。

そうしますとウンコちゃんの中ですけども、オギャアーと生まれたときは当たり前のことですが全く子どもさんは無菌状態です。ゼロ時間。ところが産道を通ってきたときにお母さんが持っている菌がまずついてきますね。それを触ったりして口になめたりするのでそれを飲みこんだりして菌がついてきます。それからミルクの中に菌がいろいろついてきますので、このように、いろんなベィビィごとに色を変えてありますが、2日目になると急速に菌が増えてきて、ワァーっと増えていったん1週間ぐらいで落着いて、1ヶ月2ヶ月になると大体このぐらいの数ですけど、これがどのくらいの数かを説明するのは難しいので敢えて言いませんが、落着いてくる。つまり1、2ヶ月経つと子どもさんのウンコちゃん中の細菌、つまりおなかの中の菌はその子どもさん特有の状態で大体数が一定して来るということが分かります。

そこで井槌病院で2年前に生まれたベィビィ50人のうち36人をとりまして、IgEが高い低い、このIgEが高い低いというのは要するにアレルギーの素因がある、ないと思ってください、それからさっき話した生まれて1週間以内に抗生剤を投与されたか投与されないかということで分けますと、2×2で4群に分けることが出来ます。そこで各群に入る50人のベィビィのうちどこに入ったかというのを分類して、これを代表ベィビィとして、ゼロ日・・・・1週間、退院して1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月検診、1年検診、2歳検診というふうにしてずっと追っかけていくわけです。そのときにアレルギーが発症したかどうかというのを調べると同時に、菌がどういうふうに変わっていったかというのを追跡するわけですね。

これは調べる方法なんですけども、さっきの北欧のグループは一生懸命、培養法といいまして寒天の上にギューっとウンコちゃんをひきずって、要するに培養して生えてきた菌を見てるんですね。これはかなり難しいです。なぜかというと、おなかの中には全く酸素がありません。そういう状況を作るというのはなかなか培養では難しいんですね。空気に触れないように培養するというのは。従ってわれわれは分子遺伝学的な方法を使うことにしました。というのは、細菌にも遺伝子があります。まさか皆さんそんなことは思ってないでしょうけど、人も遺伝子あるのと同じで、ばい菌にも遺伝子があるんですね。それを取り出してきましてある種の配列があるところで切ってやりますと、このようにいろんな長さの違う配列が出てきます。これを寒天の上に流しますと今切った長さごとにこういうピークというか、こちらから流していきますとでかい断片は遅いのでこういうところに残りますが、速い断片は先に進むので前へいきます。従ってこういうふうに山が出来たところというのはこういう断片があるところで、この断片のでき方が細菌によって違うわけですね。ちょうど人が白人黒人アジア人とあってその遺伝子が違う、それがどこかで規定されていて、それをある実験で見つけることが出来る、それを流したらこういう長さでもって違いが出来るのといっしょで、ばい菌もそういう遺伝子の違いがあって、これをこういう長さで分けて、どの山があるかによって細菌A、細菌B、細菌Cというふうに名前を付けられるのといっしょです。


そうやってみますと、これはベィビィ1、2、6、10、25というふうになってまして、こういうふうにピュピュピュピュっとひげが出てるところはある細菌があったかないかということを示しているわけです。今の三角棒になってるようなところですね。これが高いほどたくさん菌があって、これが低いほど菌が少ないということを示しています。それで、見てみますと、横軸に、いろんな、ひとつひとつ違う菌を示してるわけですね、そこで例えばこの2番のベィビィというのは抗生剤を投与されておりまして、例えばこのピークの数を調べてみていただいたら分かりますけど、この6番のベィビィとか10番とか25番とかに比べて非常に少ないですね。それから1番のベィビィも抗生剤を投与されていて、ほとんど4つぐらいしか細菌がいないということになります。従いまして、ウンコちゃんの中で、非常に、ほかの人はいろんな細菌が1ヶ月2ヶ月で出てきて数が固まるのに、例えばベィビィ1の場合はほとんど、数は先ほど示したようにほかのベィビィといっしょなんだけれども、いる細菌の種類がメチャクチャ限られちゃって少ないということが分かります。それが抗生剤を投与したときの特徴ですね。従って2年3年追っかけていってこういうベィビィが本当にアレルギーになったかどうかということを調べていくというのが研究でして、本当にそうであればイギリスのグループが言ったことが正しいということが証明されることになるというわけです。

それでは、その子どもがアトピー性皮膚炎を起こしてその児童の腸内細菌どのようになっているかということなんですけど。現時点で2年前に始まったので、2年後の追跡調査のデータが出つつあります。それでまだ発表できる段階ではないですが、今度の1月の終りにある厚生省の班会議で報告しなければいけないのです。答を先に大サービスで言っておきますと、喘息が出た子とアトピー性皮膚炎が出た子どもというのはある特殊な細菌のパターンが分かってきました。それから抗生剤を投与された36人のうち、6人が抗生剤を1週間以内に投与されておりまして、そのうちのひとりは食物アレルギーを発症しているということが分かりましたが、現時点で残りの5人はそのほかのアレルギー疾患をまだ発症しておりません。従いまして現時点で抗生剤を飲んでいると非常に高率でアトピー性皮膚炎を起こすということについては現時点ではそのとおりであるという強い証拠は得られておりません。ま、幸いですかね。

そこで、そういう違いを見つける方法が分かってきた。ついでに言っておきますと、乳酸菌群が少ないというのは確かです。2番目の話は、じゃあ、そうだとしたら乳酸菌とかそういうものを使って、元に戻すことによってアレルギー疾患が抑えられるかどうかということですが、それをやろうとしています。そのときに、先程言ったおなかの中の腸内細菌とかそういったものを広くプロバイオティクスと言っています。皆さんコマーシャルで××社のなんとかシロタ株の力とかいう、ほとんど商品名が分かってしまいますけれども、そういうコマーシャル、4億、400億なんとかいろいろやってますけれども、そういうものをプロバイオティクスと言います。これは、抗生物質を英語でantibiotics。bioticsというのは生物という意味ですが、それに対して biotics の前に antiという抗、殺すという意味も含めてですけども、代わりにproという単語をつけて probioticsと言ってるわけです。これは先程ご質問があったように、生物間の共生関係 probiosisを意味する生態用語を起源としている。つまりプロバイオシスという用語になるようにバイオティクスの前にプロという言葉をつけたわけですね。で、プロバイオティクスとは腸内細菌のバランスを改善することにより宿主に有益な作用をもたらす生きた微生物、つまり生きた細菌というふうに定義されています。細菌は生きてなくてもいいんでないかいということもありまして、そういう形でプロバイオティクスを定義されています。従ってこのプロバイオティクスというのが本当にアレルギーにいいかどうかということをやってみようということになりますね。

と言いつつ各社の宣伝をしておりますが、明治、雪印、森永、ネスレ、カルピスなどというのはたくさんいろんな機能性食品としてのヨーグルトを出しておりまして、この中に乳酸菌が各社独自に開発したということで、いろいろなものを入れて、まあ病気にいいとは食品は言ってはいけないことになっておりますので、血圧にいいとか、なんとかにいいというような形でやっております。
ちなみに折角ですから聞いてみましょう。明治のLG21を食べてる人。
雪印の骨太ヨーグルト、雪印ペケですね。
森永、森永もペケ。
ネスレ。
カルピス。
ということはほとんどの人がヨーグルトを食べてない、言うてることを信じておらんということですね。ま、明治が勝ってるということでございまして、私雪印も森永もネスレもカルピスもやっておりませんのでこれでやめときます。

プロバイオティクスとして使われる代表的な細菌としては、要するに善玉菌と言われてますけども、乳酸菌群があるということになります。これは学名で、いろんなものがありまして例えば、ビフィズス菌というのはこういう格好をしているということですね。

これがアレルギーの予防にいいと、しかも、それを確かめようとするとなにをしなきゃいけないかというと、スギ花粉症の人あるいはアトピー性皮膚炎の人に食べていただく、あるいはこれから生まれるお子さんが本当に予防できるかどうかということをやるということですね。
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