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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 
2007チベットアレルギー調査レポート〜食事編(2)〜


チベット4日目(昼食)

鯉の煮物は粒山椒たっぷりのスパイシーな味でした。
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ラサに戻り昼食。再び『青菜子』にて中国料理を。
今度は2階の部屋に通され前回とは、少し違った雰囲気の食事でした。

ウコッケイの激辛スープ、鯉の煮物、燻製アヒルのスープ、フルーツあんかけ等他多数。ここで出会った衝撃の味。それは『フルーツあんかけ』です。油で揚げた熱々でカリカリのライスケーキの上に、たっぷりフルーツのあんをかけて食べるという一品。

 

金銀2つの味を食べました。
良いことがあるといいなあ。
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これがさっぱりしていて実に美味しい。お菓子感覚でどんどん食べられるのです。ナムツォ観光後、具合の悪かった方々も、この料理には救われたと言っておられました。そして最後に登場したのが『金のパンと銀のパン』 と呼ばれる一皿。中央に練乳の入った小皿が置かれ、それを取り囲むように金と銀のパンが交互に並んでいました。私は幸運にも、両方のパンを頂くことが出来たのですが、パンと呼ばれるその食べ物は、小麦で出来た饅頭のようなものでモチモチした食感でした。中には何も入っていないのですが、金のパンは砂糖で包まれていてカリッと香ばしく揚げられており、揚げパンのような味がしました。

食材を金と銀にたとえるのはおめでたい席でのことらしく、特別な席で用意される料理だそうです。幸せがやって来る予感のする、華やかな料理でした。

 

チベット4日目(夕食)

とても食べやすい味の牛肉麺。
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ラサにて夕食。『小波稀飯店』
ホテルから徒歩5分ほどのお店。現地の方も多くやってきている庶民的なお店でした。私はここで、オススメという『牛肉麺』を注文しました。スープは独特の香辛料がきいており、いかにも辛そうな赤い色をしてはいるものの、麺は日本の温麺そのもの。とても食べやすい味でした。院長をはじめ、江口先生、深澤さん、青柳さんもこの『牛肉麺』を注文。穴澤さんは少し違った味である『牛モツ麺』 を注文。三辺先生はチンジャオロース炒飯を注文。この炒飯がなかなか良い味で、おすそわけにあずかった皆さんにも好評でした。ずっと体調が思わしくなかった中川先生は、『刀削麺』という強そうな名前の料理を注文。盛りの良い器を抱え『こんなに量は要らないんだけどなぁ』と言いながらも、頑張って召し上がっていらっしゃいました。お粥を注文したのは殷先生と古矢先生。とってもヘルシーな夕食ですね。食べやすいということもあり、皆さん美味しそうに食べておられました。

 

体調が戻り、美味しそうに食事をするメンバー達。
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私はこのお店で『ピータン』を初体験。苦い、臭い、とても食べれたものじゃない。そうきいていた私の中での勝手なイメージは相当悪いもので、目の前に出されてもなかなか箸をつけられずにいました。しかし、いざ食べてみると不思議な食感とそれほど苦みのない味に、まったく不快に感じることはありませんでした。チベットにて食わず嫌い克服ということでしょうか。
 

チベットの旅5日目(昼食)

大人気だったスイカ。
路上でもたくさん売られていました。ラサでハウス栽培されています。
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本日も中国料理。
唐突ですが、ここでスイカについて書こうと思います。
中国飯店に入ると、ほぼ毎回出されるのがスイカでした。移動中のバスの窓からも、屋台に山積みになっている光景を何度もみました。空気が非情に乾燥しているチベットでは、スイカは貴重な水分補給源なのだそうです。濃厚で辛い料理の間に、みずみずしい果物。これで何度救われたことでしょう。皆さんも幸せそうに食べていますね。日本のものとほとんど変わらない味がして、とっても美味しいんですよ。

 

ラサを後に、成都へ 成都(夕食)

到着した私は『陳麻婆豆腐』というお店で、伝説のあの麻婆豆腐を頂きました。
辛い料理にはお酒は欠かせないということで、まずは冷たいビールで乾杯を。

ではここで『陳麻婆豆腐』 の歴史を。
清朝同治元年(1862年)、四川省成都郊外万福橋のあたりに陳春富という人が <陳興盛飯舗>という食堂を始めましたが早くに亡くなり、夫人があとを継ぎました。この人があばた面で、人々に陳麻婆と呼ばれます。ここで出される豆腐と牛肉の独特の料理が評判となり<陳麻婆豆腐>として有名になりました。

   

名前のとおり、麻婆豆腐がおいしいです!
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旅行中ずっとお世話に
なった青島ビール。
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肉野菜オイスターソース炒めです。
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この店には中国語で、<女老板面上微麻、人称陳麻婆>と書いてあるそうです。麻と言う字にはざらざらした、あばた、という意味があります。婆はこの場合ばあさんとかの意味ではなく、既婚の女性程度の意味です。

つまり <あばた面のおかみさん> という意味がしっくり来るのではないでしょうか。
陳麻婆豆腐とは「陳」という名のあばた顔(麻:ゴマをふるったような顔)のお婆さんの発明した豆腐料理という意味です。

歴史ある味はやはり強烈で、まさに舌がビリビリ痺れる味。
皆さんは汗拭きタオル持参で、次々と料理を平らげておられました。料理はもちろん麻婆豆腐だけではなく、他にも辛くて美味しい四川料理が次々と並びます。鳥から揚げの唐辛子和えは格別だったのですが、頬張る写真を一枚と院長にカメラを向けたところ、鶏肉ではなく特大の赤唐辛子をそのままパクリ。一同騒然、院長はなんでもない顔で少し汗をかきながらも、いつものように笑っておられました。
辛さも越えて国境を越えて愛される本場四川省の味を、心行くまで堪能させて頂いたひとときでした。

 

ご満悦の私!
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今回の旅で、『食』に焦点を当て書いてきましたが、振り返ってみると本当にたくさんのものを得る事が出来たように思います。どれも初めてのものばかりで、戸惑ってしまったり不安に思ったりした部分もありました、しかし、そのどれもが貴重で素晴らしいものでした。食べるという行動だけに目を凝らすとなんだか味気のないものになってしまいますが、食事をする環境や雰囲気、伝えられる歴史や知識、そして文化が織り交ぜられた会話がその味わいを深くするエッセンスになっているのだろうと感じました。そしてその中に、私自身が成長するきっかけやヒントがたくさん詰まっていたように思います。人との出会いに一期一会があるように、食との出会いにも一期一会があるのだと教えられた気がします。味わった食べ物と同様に、同じひとときを皆さんと共有できたことをとてもありがたく思います。

2007年チベット調査 グルメレポ(1)


関連リンク: 用語集 チベット

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