3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 

患者110番

読者の皆さんからよせられた質問に対し、専門医がアドバイスをします。ご質問内容はできるだけ詳しく、具体的にお書きください。既往症や家族構成などもお書き添えいただくと、詳しいアドバイスをするのに役立ちます。


不規則で大きないびきは何かの病気のせい?

Q  

最近、いびきがひどくなったと妻に指摘されています。若いころはそうでもなかったようなのですが、このところはいびきが大きく、耳栓をしないと眠れないそうです。また、規則的な調子ではなく、時々止まって、また起るという不規則な感じとのことです。病気ではないかとちょっと心配です。(43歳・男性)

     
 

いびきは、気道が狭くなっているために発生する呼吸時の摩擦音が正体です。ですから、鼻や喉の粘膜が腫れて空気の通り道が峡窄していると、ひどいいびき音が生じます。

鼻粘膜や咽頭粘膜の腫れは、鼻炎や副鼻腔炎などの鼻疾患、そして扁桃肥大などの咽頭疾患、さらには肥満で咽頭内側に脂肪が付着することによって起ります。また、加齢による咽頭粘膜の弛緩も呼吸時の粘膜振動をもたらし、いびきのもとになります。

●放置すると心血管系に負担がかかり脳卒中に至ることも

いびきがあまりにひどくなってくると、咽頭粘膜の腫れのために気道が一時的に閉塞することがあり、その瞬間呼吸が止まります。これを睡眠時無呼吸症候群と称しますが、大きないびきの合間に息が停止し、ややあって一層すごいいびきが再開するという現象を呈します。

こうしたいびきや無呼吸は、身体の吸い込む空気の量が減少していることを意味するので、体内は低酸素状態となり、全身が一種の酸欠に陥ります。そのため、酸素を供給しようと血液を送る心血管系に過剰な負担がかかり、放置すると高血圧や心臓病、さらに脳卒中に至ります。

いびきをかく夜は恐ろしい…

その意味ではいびきは、決して健康的とは言えません。まして、無呼吸があるようなら、放置してはいけません。鼻疾患や咽頭疾患の有無を確認し、無呼吸の程度をチェックするには、専門医受診が必要です。もちろん、肥満を自覚しているようなら、生活習慣の見直しも有用です。

専門医では基礎疾患の治療だけでなく、鼻粘膜や咽頭粘膜の手術、さらに無呼吸に対する呼吸管理療法を行い、いびき・無呼吸を改善することができます。

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    ◎三好耳鼻咽喉科クリニック
三好 彰
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