3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 

院長が学会発表をしました。




図1 図2 図3



 本症例はCTが一般的で、まだMRIの十分に普及していない時期のものです。
  このため、現在から考えればやや事情の異なる面はあります。

図1
  本症例は51歳の男性で、主訴は右側耳鳴・難聴・めまいです。
  発症は1995年3月10日、内科から地元の耳鼻科を紹介され受診しています。
  右側突発性難聴の病名で脳外科も受診していますが、CTにて異常所見なしとのことでした。

図2
  同年10月20日に三好耳鼻咽喉科クリニックを受診しております。

図3
  通院加療にて、耳鳴は軽快したのですがめまいは持続しており、徐々に中枢性障害が示唆されるようになって来ました。しかしその間神経内科で撮影したCTではやはり異常所見なし、とのことでした。

図4
  下位脳神経症状の出現のため、脳神経外科でMRIを撮影したところ小脳扁桃の下垂を認め、アーノルド・キアリI型と判明しました。

図5
  VAGでもPICA(後下小脳動脈)の下方偏位が観察されており、この診断を裏付けています。

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図6
  同年6月26 日には今度は左側突発性難聴が出現しましたので、耳鼻科的治療を継続しながら脳外科にて減圧手術を受けました。

図7
  術後、眼振は消失しましたが難聴は変動をくり返し、現在では両側高度感音難聴の状態です。

図8・9
  アーノルド・キアリ奇形についての説明です。

図10
  まとめとなります。

図6 図7  



図8 図9 図10
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関連リンク: 3443通信 No.172 ネットでお応え 3443!
  用語集 アーノルド・キアリ
  用語集 めまい
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