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陸上自衛隊 富士総合火力演習見学ツアー

 本年8月23日(土).8月24日(日)に開催された、日本最大の富士総合火力演習(以後、総火演)に、秘書青柳が院長代理として出席致しました。ここでは迫力の演習をご紹介させて頂きます。

8月23日(土) 天候 曇

 本年8月23日(土).8月24日(日)に開催された、日本最大の富士総合火力演習(以後、総火演)に、秘書青柳が院長代理として出席致しました。ここでは迫力の演習をご紹介させて頂きます。

 この日、仙台駅構内で参加する宮城県内のオピニオンリーダーの方々と、引率の陸上自衛隊広報室担当官とともに、バスで『陸上自衛隊広報センター』へ向かいます。

90式戦車(1990年の下2ケタが型式になります)。
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 この施設は東京都・埼玉県にまたがる朝霞駐屯地内にあります。手続きなしで入場でき、自衛隊の歴史や、現在までの装備の増減をチャートで表した物がある記念室や、射撃・フライトシュミレーション等があります。

 一番の見せ場は、吹き抜け構造の展示場にある陸上自衛隊の現主力戦車90式の試作一号車や、対地戦闘ヘリAH-1S通称『コブラ』が展示されています。また、展示場から外に出ると、自衛隊の陸上車両が勢ぞろいしており、自由に写真撮影が可能となっておりました。

 若い女性の姿や、子供連れの家族が見学に来ており、賑わっておりました。その後、首都高・東名高速を経て山梨県にある『北富士駐屯地』へ向かいました。ここは特科隊(旧・砲兵隊)が駐屯し、晴れた日なら雄峰・富士が目の前に見えるそうです。ですが、今回全日を通して見ることは出来ませんでした。この日は、近くの民宿で一泊しあくる24日に東富士演習場での総火演に向けて、鋭気を養います(別に演習に参加するわけではないのですが)。

8月24日(日) 天候 雨

 広報担当官の方の願いもむなしく、朝から激しい雨が降りしきっていました。ただ、過去に台風が接近した事はあっても、演習は実施されたと聞いたので、皆安心していたようです(それでも、雨天という憂鬱さは払しょくされませんでしたが)。

豪雨の中、辛抱強く待つ参加者達です。
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 7時半に宿を出発し、会場に着いたのは8時。すでに多くの見学者が会場に集まっており、今か今かと待ちわびている様子が見てとれました。私は、コンビニで買った雨合羽のフードを改良し、デジタル8ミリカメラに即席の雨よけを作りました。

 レンズに水滴がつかないように苦心しましたが、あまりの豪雨に合羽の中まで雨がしみてくるように感じました。

 演習開始の10時まで、ただひたすらに座して待機します。目の前に座った一組のカップルが、一つのカサに身を寄せていましたが、女性の方は開始前にすでにずぶぬれ状態でした。風邪などひかないように…。

10時 演習開始

 雨が一向におさまる気配がないまま、演習開始のアナウンスが流れます。
演習は下記のプログラムで行われる予定でしたが、天候不順のため一部中止となったものもありました。
残念ながら、航空機爆撃や空挺降下などは見る事が出来ませんでしたが、実際それを忘れさせてしまう程の衝撃がありました。

 演習の標的は、目前に広がる富士の裾野に設けられていますが、距離感が狂っているのか非常に近くにあるように思えました。しかし、爆発(航空機爆撃に変わり、爆薬で演出)してから音が届くまでの時差があったので数キロは離れていたと思います。それでいても、爆風や熱が観客席にまで届き、実弾の恐ろしさを感じずにはいられませんでした。

二機編隊で飛ぶ、CH‐47チヌーク。
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 演習は、特科砲(砲兵隊) の支援に始まり、迫撃砲・各種誘導弾発射が披露されました。私はムービー撮影もしていましたが、雨のせいなのか、技術が悪いせいなのか、うまく撮ることが出来ませんでした。実際、標的とされた丘などは低雲に隠れてサッパリ見えなかったので、さほどの違いはなかったのですが。

 そうこうしていると、会場左手より大型輸送ヘリ(CH‐47)が飛来し、参加者の目の前でググゥッと機首を持ち上げ空中停止(ホバリング)したのち、自衛隊員が降下してきました。 

 機体の前後に二機のローターを装備したこの大型ヘリは、軍用以外にも災害派遣・重量物の輸送にも使われています。このヘリの通称であるチヌークとは、北米先住民族のチヌーク族に由来しているそうです。

 演習が進むにつれ、徐々に大型の車両が登場します。
 

車内に10名乗ることが出来るそうです。
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 89式装甲戦闘車は、歩兵の機械化(大量の人員を高速確実に輸送する)が近代軍隊の基本となった為、日本初の装甲戦闘車として三菱重工業が制作したそうです。
 1台の価格は約6億円!一家に1台とはいかないようです。そして、独特の『ロロロロロ』と言うエンジン音を轟かせ登場したのは、陸上自衛隊の主力戦車90式です。
 その音を、例えて言うならば、湖を走るフェリーの音に近い気がします。この戦車は、日本の電子技術の塊とも言える車両で、アップダウンの激しい走行中にも関わらず、3キロメートル先の目標に着弾させる事が可能なのだそうです。

 演習の締めくくりは、総攻撃を想定しての模擬演習です。偵察ヘリ・高機動車・バイクによる情報収集、その後、安全が確認されるとヘリボーン(ヘリからの降下作戦)によって陣地に兵員が輸送されます。そうして集められた情報を基に、後の進行をスムーズに行えるよう臨機応変に対応している様が見てとれました。

想像以上の爆音で、思わず苦笑いをしてしまいました。
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 今回は残念ながら、演習後の帰宅ラッシュを考えて、途中で会場を後にしました。駐車場までのあぜ道は、周囲を背の高い草に囲まれています。会場から聞こえる砲声や、空を飛び交うヘリを見ていると、まるでここが戦場か、戦争映画のワンシーンを思い起こさせる様な感覚にとらわれました。

 帰りのバスで、自衛隊広報の方が、オピニオンリーダーだけではなく、もっと若い人にも参加して頂けるようなシステムを作りたいと言っておられました。有事の際、一番にその身を危険にさらす人達がおり、その人達の事を知る機会が増えることは、非常に重要ではないかと思います。 日々、厳しい訓練を受けている隊員の方々ですが、私は、その訓練の成果が発揮される事態にならないよう、願っております。

 最後となりましたが、私が以前に観たテレビでの一幕。あるスイス人と日本の若者とのやりとりが印象的でしたので、ご紹介させて頂きます。ある日本の若者が『何故、銃なんて危ない物を持っているの?』と聞くと、スイス人はこう言いました。『だって、自分たちの国が襲われた時、誰が自分たちの国を守るんだい?君たちは銃を持っていないの?』と言い、日本の若者は言葉を無くし、黙り込んでしまったのが忘れられません。

広報センターの展示場にて1枚。
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演習プログラム
演習説明・広報
陸上自衛隊広報ビデオ上映
遠距離火力
航空攻撃 ・F‐2戦闘機爆撃(中止)
特科火力 ・155mm自走榴弾砲
  ・155mm榴弾砲FH70
  ・203mm自走榴弾砲
  ・多連装ロケットシステム(中止)
  ・88式地対艦誘導弾(中止)
中距離火力
迫撃砲 ・120mm迫撃砲
誘導弾 ・79式対舟艇対戦車誘導弾
対戦車ヘリ ・AH‐1S(コブラ)等
戦車 ・90式戦車・74式戦車
近距離火力
誘導弾 ・64式対戦車誘導弾
  ・87式対戦車誘導弾
対人障害 ・指向性散弾
各種射撃 ・84mm無反動砲
戦技・戦闘 ・空挺自由降下(中止)
陸上自衛隊音楽隊の演奏
  音楽隊・105mm榴弾砲による大砲演奏会
総合戦闘火力
近・中・遠路離火力による作戦行動


 


関連リンク: 用語集 索引:自衛隊

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