3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 

院長が学会発表をしました。




図1 図2 症例1は59歳の女性で、2004年4月に三叉神経の激痛とめまいで発症しました。泉病院脳神経科に入院後嗄声に気付き、同年7月三好耳鼻咽喉科クリニックを受診しました。 図3 画像所見ですが、MRAにて左側椎骨動脈の描出不良、MRIにて左側延髄の梗塞巣および左側椎骨動脈の解離が観察されます。
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図4 模式図にお示しするように、左側椎骨動脈の閉塞とそれによる梗塞巣の発生のために、本症候群が生じたものと判断されました。 図5 神経耳科学的には、左側反回神経麻痺による嗄声と、典型的眼振が認められました。

眼振ムービー
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図6 症例2は42歳の男性で、2003年4月嚥下困難と右半身のしびれで発症しています。某救急外来を受診していますが、心因性疾患と診断されています。
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図7 翌日三好耳鼻咽喉科クリニックを受診したときの神経耳科学的所見と、脳外科における左側VAGです。左側PICAに高度狭窄が認められますが、MRIでは異常所見は見いだされませんでした。 図8 症例3は59歳の女性で、1996年10月に耳鳴で三好耳鼻咽喉科クリニックを受診しました。その後2004年に本症候群を発症し、2006年クリニックを再受診しています。 図9 再受診時の所見ですが、発症後2年が過ぎているために、典型的眼振は認められませんでした。
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図10 画像所見ですが、脳底動脈の動脈瘤と、右側椎骨動脈の描出不良が観察されます。 図11 症例4は67歳の女性で、1999年に激しい三叉神経痛で本症候群を発症しました。耳鳴を主訴に、2005年三好耳鼻咽喉科クリニックを受診しています。 図12 やはり発症後の時間経過のために、典型的眼振は見られませんでした。
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図13 右側VAGにて、椎骨動脈解離が観察されましたが、MRIは異常ありませんでした。 図14 症例5は、71歳の男性です。睡眠時無呼吸症候群にて三好耳鼻咽喉科クリニック通院中の2005年11月、中脳梗塞と本症候群を発症しました。 図15 2006年2月当院受診時の所見ですが、左方へ向かう回旋性眼振から、右側椎骨動脈の障害が考えられました。
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図16 泉病院脳神経科入院時のMRIとMRAにて、脳底動脈と右側椎骨動脈の描出不良ならびに中脳の新鮮梗塞が観察されました。なお、2002年と2005年のMRIの比較で、右側椎骨動脈の閉塞の生じたことが理解できます。 図17 中脳の新鮮梗塞を示唆するMRI上の高信号領域は、脳の切片と比較すると、中脳黒質であることが判りました。黒質は不随意運動に関与しているとされ、本症例の下肢脱力感の原因と推定されました。 図18 まとめ、となります。
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関連リンク: 用語集 ワレンベルグ症候群
  用語集 めまい

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