3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 
●みみ・はな・のどの、おはなし。2
岩手県の情報雑誌『家と人。17号』に院長のエッセイが掲載されました。

アマゾン川の日の出
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アマゾン川に日が昇る

三好 彰

 アマゾン川に太陽が顔を見せます。6516キロの長さの大河・アマゾンは、ペルーにその源を発するソリモインス川と、コロンビアから流れてくるネグロ川と合流して、アマゾン本流となります。

 そして本流ははるかかなた、赤道直下のベレン市で大西洋に注ぎます。ベレン市におけるアマゾン川の河口の広さは200キロですから、仙台・盛岡間の距離とほぼ同じです。

 写真はそのアマゾン川の中程、マナウス市から10キロほど下った、前述の合流点なのです。
撮影したこの7月、ブラジルは冬です。太陽は真東に向かって流れるアマゾン川の、北岸から昇ります。

 太陽が現れた瞬間、それまでひんやりしていた大気が突然熱気を帯び、川面が金色に燃え上がります。

 それまで、水面のあちこちでしぶきを上げていたナマズたちも太陽に魅入られるのか、しばし川面の乱舞は静けさを取り戻します。

 灼熱のアマゾン川の一日が、こうして始まります。

 わたしたちはアレルギーの疫学調査を、前回このコラムで触れたように、日本・中国(チベット)で実行しています。そんな中、地球の北半球だけでなく南半球も、そしてアジア系以外の人種も視野に入れて、ブラジルでの調査を計画しているのです。

 もっとも余りに地球が大きいので、少し息切れ気味ではあります。

 ともあれ調査対象となる地域決定のための、ブラジル各地の下見は、悪くありません。

 壮麗な日の出とともに始まったアマゾンの一日は、続いてカワイルカのジャンプやワライカワセミの乱舞、などが満喫できます。


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 ジャングルに詳しい案内人のもと、密林を歩くのもすばらしい体験です。恐ろしい毒グモ・タランテラをその巣から肉片をエサにつり出したり、密林の監視人と呼ばれる野鳥と鳴き真似でシグナルを交換したり。やはり忘れられません。

 うだるような日差しを避けての昼寝も、昼食のビールの味わいを一層引き立てます。

 夕刻のピラニア釣りや夕食後のワニ狩りなど、医学調査の事前旅行としては余りにぜいたくな日程は、本番の調査のことさえ忘れさせてしまいます。 


関連リンク: 用語集 索引 ブラジル

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No.178
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