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2010年中国・チベット アレルギー調査における食事レポート(1)


看護課 高橋 美江
食い倒れナースこと、高橋が中国料理をご紹介致します。


 今回、2010年9月15日(水)~27日(月)の13日間の中国・チベットアレルギー調査において、調査中に食べたいろいろな食事について報告をさせていただきます。

見知らぬ食材がてんこ盛り!

 まずは中国到着1日目の南京での食事についてです。この日は成田空港発の飛行機が3時間半も遅れてしまい、中国の空港についたのは夜7時頃。それから南京市内のホテルに向かい、チェックインをすませてから夕食の会場に向かいました。

【南京市の地理】

 南京市は中国東部に位置する江蘇省(省は日本の県に相当)の省都で、長江が東西を貫いている、温暖な気候の地域です。その南京名物の南京料理は、川魚や鳥肉、野菜を多用します。
  夕食時、ピータンやフォアグラなどが次々と運ばれてきてテーブルいっぱいに並びました。そのなかでも豚肉の角煮(東坡肉)が甘辛い味付けで、すごくやわらかく、口に入れた瞬間に肉が溶けて、信じられない甘美さでした。


花の形に飾りつけられた大根

長江でとれた魚

豚肉の角煮
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  そして私の中でかなり衝撃的だった食べ物が南京2日目に食べた活珠子でした。

  これはアヒルの卵を、受精卵が鳥の雛と分かる形にまで成長した状態をゆで卵にしたものです。
  味付け自体は日本の味付け卵に似た味で、卵白部分はゆで卵に比べて50倍程硬くこりこりとした食感。黄身に関しては黄身の味・硬さも日本で食べる一般的なゆで卵と同じでした。雛の部分はくちばしもしっかり出来上がっていて、一見くちばしが硬そうに思ったのですが、実際食べてみるととてもやわらかく、噛む必要もなく全部溶けていきました。


一見普通のゆで卵

殻を剥くと鳥の姿が……
 
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 他にもアヒルの血を固めてスープにしたものがあり、臭みもなく、プルプルとナタデココのような食感で美味しかったです。

 中国では、肉から内臓、血にいたるまで、アヒルを食べる機会が多かったです。

 調査中の食事は、全て中国料理でした。中でも辛い食べ物が多かったのですが、その辛さの表現は主に『マー(麻)』と『ラー(辣)』の2種類に分かれており、『マー(麻)』は山椒のきいた舌がしびれる様子、『ラー(辣)』はとうがらしの辛さを表すときに使います。


アヒルの血のスープ


バスで移動中に目撃した、トラック一杯のアヒル
 
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『中国三大カマド』と呼ばれる重慶市


2種類のスープで食べる火鍋

台車いっぱいの食材
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 中国の重慶市では、辛いことで有名な重慶名物火鍋をいただきました。火鍋は見るからに辛そうな赤いとうがらしのスープとウコッケイのスープの2種類のスープに、好きな食材をしゃぶしゃぶのように入れて食べられるようになっていました。
  食材にはガチョウやアヒルの腸、豚の胃、ラム肉、川魚、たけのこ、カニカマなど様々なものがあり、部屋の隅には台車に積み上げられたたくさんの食材が用意されていました。

  カニカマは日本で食べるいつもの味でした。火鍋はテーブルに2つ用意されていたのですが、院長先生の前の火鍋に、途中お店のシェフが現れて、おたまでものすごい量の辛い調味料を追加していきました。スープの色はどんどん濃い赤色に変わっていき、食べ物ではないようなすごい色になっていました。その火鍋を囲んでいる先生方の表情を見る限り相当辛い様子だったのですが、院長先生は平気そうにパクパク食べていっぱい汗をかいていました。

  重慶市は盆地であるため夏は非常に蒸し暑く、この日の気温は38度。昼間に大汗をかき、夕食でも辛い料理を食べてたくさんの汗をかき、この日の私は、かなり新陳代謝が活発になっていたのではないでしょうか。

  火鍋以外にも日本でおなじみの麻婆豆腐やチンジャオロースなども食べました。麻婆豆腐は日本の味に比べて味は少し辛めでチンジャオロースはいつもの味でした。
  重慶市では長江の上に浮かぶ大型の船のようなレストランでも食事をしました。長江はチベット高原を水源地域とした中国だけではなくアジアで最も長い川です。上海の河口は揚子江と呼ばれます。
  レストランから眺める長江は雄大でした。


麻婆豆腐

チンジャオロース

レストランから眺める長江
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お茶を淹れる店員さん

並々と注ぐペイピンシャーリュー
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 レストランで席についてすぐ、停電になってしまいましたが、ここではよくあることなのか、店員さんが何事もなくキャンドルに火をつけてテーブルの真ん中に置いてくれました。しばらくすると電気も復活し、食事の前に店員さんが長い急須を使ってお茶を淹れてくれました。花がたくさん浮かんだお茶は見た目がすごくかわいらしくおいしかったので何杯もおかわりをしました。

  中国では食事のデザートとして最後にほぼ毎回スイカやメロン、ミニトマトが出ました。辛い料理の後に食べるスイカもミニトマトも甘くておいしかったです。

  食事にお酒はつきものです。中国ではビールを飲むのが一般的だそうで、雪花や青島といったビールをいただきました。先生方がすごくたくさんビールを飲むので、お店の店員さんもいつもたくさんのビールを用意していました。
  中国でのビールの注ぎ方にはグラスを傾けながら、泡を立てないようにビールを静かに注いでいき、グラスをいっぱいにしてしまうペイピンシャーリューという方法のあることを学びました。

  中国での食事は、初めて食べるものがたくさんあって日本では味わうことのできない本場の中国料理を食べることができ、すごくいい経験になりました。まだまだ紹介したい料理がたくさんあるので、次回もお楽しみに。


雪花ビール

青島ビールの純生

チベットの少女・高橋ナース
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2010年チベット調査 グルメレポ(2)

関連リンク: 2010年チベットムービー
関連リンク: 用語集 索引:チベット
関連リンク: 用語集 索引:アレルギー調査

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No.191
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