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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 
ラジオ3443通信 スギ花粉症予防特集

花粉症シーズン突入間近!
  ここでは、12月にfmいずみ797より放送された花粉症についての話題を再現致しました。シーズン前に知っておきたい予防法や、花粉症への切り札であるレーザー・高周波手術の感想などを、ご紹介致します。

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江澤アナウンサー(以下An.):三好先生、今度の春はスギ花粉症がとってもひどいとか、良く聞くんですけど……。ホントですか?

三好院長(以下Dr.):ホントです。これまで毎年スギ花粉症に泣かされた人だけでなく、生まれて初めてスギ花粉症になっちゃう人も、すごく多くなります。

An. :  それは、どうしてなんでしょう?
Dr. :  どんな病気でもそうなんですけど、病気の原因が増えれば当然病人は増加します。感染症で例えるなら、ウィルスやバイ菌が増えたときにカゼなどの感染症が多くなります。

An. :  判ります、判ります。
Dr. :  スギ花粉症は、日本国中のスギやヒノキの花粉が原因ですから、スギ・ヒノキの生い茂った次の春には、原因物質である花粉が全国の空を覆うことになります。
 そして、春先に飛散するスギ・ヒノキ花粉の全体量は、その前の夏の天候に左右されると言います。
 つまり、夏が暑かったり長く続いたりすると、それだけスギやヒノキ本体がエネルギーを蓄えるので、翌年の春に一斉にエネルギーを放出するわけです。
 それが現実には、大量のスギ・ヒノキ花粉の飛散に繋がるんですけどね。
 たしか今年の夏は、これまでにないくらい、暑くしかも長いなが~い夏、でしたよね! すると来年の春のスギ花粉飛散は、いったいどうなるでしょう?

An. :  やだっ! 想像したくない。
Dr. :  1979年以来、スギ・ヒノキ花粉は毎年欠かさず日本人のもとへ届く定期便になっていますけど、そんなにギリがたくなくっても……、と思うのは私だけでしょうか?

An. :  江澤も、義理がたいのはキライです(笑)。
Dr. :  おまけに花粉症の程度つまり、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりのつらさは、空中を舞い散るスギ・ヒノキ花粉の多さ、すなわち飛散量に比例します。

An. :  それが、花粉症のつらさや悲惨さに直結するんですね。花粉飛散量が人間の悲惨さまで決めちゃうなんて。
Dr. :  ですからスギ・ヒノキ花粉の飛ぶ数が多いと、花粉症患者がどっと増えますし、これまでその経験が無い人たちまで、花粉症になってしまいます。

An. :  来年の3月には、きっと数え切れないスゴイ数の花粉が、日本人に襲いかかるんですね? わたし、日本人をやめちゃおうかしら。
Dr. :  来春の、空前と予想されるスギ花粉飛散に対して、人類はいかにしてその危機を乗り切ることができるでしょうか。


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An. :  三好先生、孫子じゃありませんが、「敵を知り、己れを知れば、百戦危うからず」と聞きます。
  花粉症の、病気そのものについての詳しいお話しもお伺いしたいのですが、時期はすでにシーズン突入寸前です。三好先生、先ずは花粉症の予防と治療を教えて頂いて、それから病気のお話しをじっくりお聞きしたいと思います。
Dr. :  すべての病気は、予防に優る治療なし、ですから。シーズンに入る前に、先制攻撃と行きましょう。
  カゼのときも、ウィルスやバイ菌を寄せ付けない工夫が必要です。
  花粉症も、スギやヒノキの花粉を吸入しないように、マスクなどを活用します。
  そして、シーズン前からアレルギーの予防薬を、開始します。
  シーズン中の症状が死ぬほどつらい方は、レーザーや高周波を使用した鼻粘膜への手術が、とっても有効です。
  例年ひどい花粉症発作に憂鬱な春を過ごしておられる方は、今年こそはレーザーと高周波を利用した十分な花粉症予防策で、快適なシーズンを迎えるよう、お薦めします。

An. :  そ、その、レーザーとか高周波って、痛くないんですか。たしかレーザーって、兵器のことでしたよね?
Dr. :  ここだけの話。江澤さんは、殺されても死なない人だと、わたしは固く信じ込んでおりました(笑)。
  でも当院にあるレーザーは、花粉専用の兵器ですから。

An. :  安心しました。それって花粉症に効くんですか?
Dr. :  花粉は、人間の鼻(はな)の膜から人体内に侵入し、そこでアレルギー反応を起こします。その症状が、凄まじい「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」なんですけどね。

An. :  と言うことは、鼻粘膜から花粉が吸収されなければ、そもそも花粉症発作は起こりえない?
Dr. :  先にちょっと触れた、マスクによる花粉吸入阻止法なんて、その典型なんですけどね。でもマスクはどんなに有効でも、使用できる時と場所を選びますから、それ以外の手段も必要なんです。

An. :  他人の目も、ちょっと気になります。
Dr. :  レーザーでしたら、鼻粘膜への処置だけですので、決して百年の恋も醒める、なんてことはありません。

An. :  レーザーって、一言で言うと、どんな役割を果すのですか? 人間が死なないことは、良く理解できたのですけれど。
Dr. :  繰り返しになりますが、花粉は人間の鼻粘膜から人体内に侵入し、そこでアレルギー反応を起こします。当院で行なうレーザー手術は、花粉の侵入する鼻粘膜の表面をごく薄く焼灼し、花粉の粘膜からの吸収を阻止したりして、鼻粘膜上でアレルギー反応が生じにくくする役割を果します。

An. :  なるほど、それでレーザーは花粉症に有効なんですね!
Dr. :  ただしこのレーザーだけでは、花粉症の3大症状である「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」のうち、くしゃみと鼻みずだけしか改善させられないので、引き続き鼻づまりに劇的な効果のある、高周波手術が必要となります。


高周波手術の光景
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An. :  高周波手術なんて、なんだかとても効きそうな名前ですね。
Dr. :  実際、とても素晴らしい効果なんですよ。ぜひ次回の放送では、実際に手術を受けた方の、感想をお聞きしてみることにしましょう。

An. :  それでは三好先生、次回のお話しを今からとても楽しみにしています。きっとですよ!

半信半疑で……

An. :  三好先生、前回の放送では、スギ花粉症予防のためのレーザー治療について、お話を伺いました。
  先生、なんでも花粉症の3大症状は、百年の恋も醒める、ひっどーいくしゃみ・鼻みず・鼻づまりなんだそうですね。

Dr. :  恋い焦がれたあの、鼻すじの通った、涼やかな眼差しの、鈴を鳴らすような美しい声の美女が、いたとします。実は江澤さんのことなんですけれど。その世紀の美女が花粉症の到来と共に、鼻づまりから凄まじく荒い鼻息になったと思うと、くしゃみ・くしゃみの大嵐、水っパナが止まらなくなって、溢れる涙と目蓋の痒みで目鼻を擦り、結果的にお岩さん状態となってしまうんです。

An. :  江澤は聞いただけで、パスしたいですね。
Dr. :  そうならないように、シーズン前の予防的治療で花粉症を防げば、江澤さんは永遠の美女です。

An. :  (少し甘えた声で) 三好先生、花粉症にならない秘訣を、こっそり教えてくださいよ、江澤だけに。秘密の呪文はないんですか?
Dr. :  今回はシーズン前に、レーザーと高周波を使って、鼻の粘膜を処置する方法を、そっと伝授します。江澤さん、これはここだけのお話ですよ(と小声になる)。

An. :  (小声で)三好先生、この秘密、だれかに聞かれちゃいませんよね?
Dr. :  (小声)もちろん江澤さんとの、ここだけの話ですからね。

An. :  三好先生、ここだけのこのヒミツ、漏れないように指キリしませんか?
Dr. :  指キリしましょ、ウソついたら針千本のーますっ!!

An. :  (ふと、上をむいて)あらヤダ! マイクがオンになってたわ!!
  三好先生、この際、その秘密をリスナーの皆さんにも、お聞き頂きましょうか?
Dr. :  (急にマジメな声)花粉症三大症状のうち、くしゃみ・鼻みずは、飲み薬やレーザーで大分楽になります。けれども鼻づまりだけは、鼻の粘膜の長く繰り返す慢性の炎症のために、粘膜が繊維化と称して、つまりタコのようになっているためにあらゆる薬が効きません。
  外科的治療法など、なにか他の治療法が、必要なんです。

An. :  外科的治療って、鼻の粘膜を切り取ったりするんですか?
  痛くないんでしょうか。
Dr. :  従来の外科的治療は、腫れ上がって固くなってしまった鼻粘膜を、メスや外科用はさみで切り取るものだったんです。
  ですから痛かったり、出血したり、かさぶたが付いたり、結構本人の負担も馬鹿になりませんでした。
  でも今は高周波による手術で……。

An. :  ソレ、痛くないんですか?
Dr. :  ゼロとは申しませんが、切り取ることに較べたら、はるかに楽です。ここでは高周波手術を受けた方からの、喜びのお便りを紹介します。

An. :  読みます。
  「手術後3週間から4週間目に入り、明確に症状が改善しました。改善して嬉しい順で言いますと、
①脳外科へも通っていましたが頭痛がなくなりました。
②のどの上顎が痒くなることはありますが、以前の鼻炎症状は全く出ません。
③いびきがかなり無くなり、息が止まることが無くなったそうです。ただし、30年間口で呼吸する習慣になっており、この点については、まだ完全に戻ってはおりませんが昼間は鼻呼吸に変わったと思います。
④朝起きた時に花の匂いを感じるようになりました。
  その他にも細かいことはありますが、非常に快適な生活になり、先生にたいへん感謝しております。
  改めて御礼申し上げます。
  毎日お忙しいこととは思いますが、お身体にご自愛頂き、ご活躍頂きますよう、お祈りいたしております。
Dr. :  体験記、もう一つ行きましょうか。


「先生、やっぱり上手いですね」
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An. :  次はインタビュー形式ですね、読みます。
  Oさんは、10年ほど前からアレルギー性鼻炎を患っており、お子さんとお孫さんも同じ症状をお持ちだそうです。
  「今年に入ったある朝、起きたら鼻がひどく詰まっていたんです。最初は、こりゃ風邪でもひいたかなぁと。でも一向に良くならないんで、仕方なく病院でもらった薬を飲んだんですがまったく効かなくて、水を飲むことすら難しくなりました。夜は寝られず、夜中にマンションの周りをウロウロ散歩して時間潰しをしました。
  今の仕事は、約40年くらい勤めてますが仕事に差し支えが出てしまい、3日間休んでしまいました。食事もだんだん食べなくなり、精神的にかなり追い込まれてましたね。鼻が閉鎖されると、普段何気なく食べている料理も味がわからなくなり、"美味しい"と思う気持ちが希薄になってきます。甘い・辛い等はわかったとしても、風味が感じられなくなり食事をとろうとする意欲がなくなってしまうということです。
  そんなことがあったので、三好さんを受診した時も最初は半信半疑だったんです。レントゲンを撮ってどこがどうなっているのか説明してもらい、すぐにでも手術をした方がいいですよと言われました。最初はやっぱり、急に手術といわれて抵抗はあったけど、痛みは殆どないし楽になりますよ~と言われ、手術することに決めました。
  手術の前は、まず鼻に麻酔を含んだ綿をつめました。それから少し時間をおいて手術室に入りました。はたから見ても緊張してたと思いますね。看護婦の人が笑顔で話しかけてくれて、安心できました。
  いざ手術が始まると、思っていたより痛みがないでしたね。最初の注射がまぁそれなりに痛かったでしたけど、手術自体は針が肌にピッピッと触れたような感覚でした。終わった後の鼻血も30分位休んでたら止まったんで。もうそうしたら、すごく楽になりましてね! 何日か経ったら鼻が通るようになって、眠れるようになったんですよ。
  2回目の手術もやっぱり緊張しましたけれど、前回よりも鼻血は出なかったし痛みもなかったです。そしたらすぐに鼻の通りが良くなりまして、花粉症になる前の状態みたいになりました。先生やっぱり上手いですね! 本当に助かりました。有難うございます。」


An. :  三好先生、ホントにこんなことがあるんですね! 次回、ぜひこの高周波手術の実際や、花粉症のメカニズムについても、教えてください。絶対ですよ!!

花粉にレーザー・高周波

An. :  三好先生、前回は恐怖のスギ花粉症に、劇的な効果のある、レーザーと高周波を使用しての予防手術のお話を伺いました。
  今日は、その手術について、もう少し具体的なお話を聞かせて頂きたいんですけど。
Dr. :  医療用レーザーについては、これまでのご説明で、ある程度ご理解頂けたんじゃないかと、思ってます。
  つまり、高熱を発するレーザーの光を、花粉症の現場の鼻粘膜に照射することで、粘膜表面を軽く焦がしてやります。この処置を受けると鼻粘膜に花粉がくっつきにくくなって、スギ花粉症は、アレルギー反応が起こりにくくなります。スギ花粉症はそもそも、スギ花粉に対するアレルギー反応ですから、花粉が入って来なければ、発作は起きません。

An. :  それじゃ花粉を吸い込まないのと、同じ効果があるんですね。
Dr. :  理屈としては、マスクで花粉を防御するのと、同じなんですけどね。でも、マスクは時と場所を選びますから。

An. :  マスクをつけてちゃ、マズイ場面も、人生にはあります。
Dr. :  その意味で、確実にスギ花粉症を予防する1つの手段ですね。

An. :  江澤も、レーザー受けて見たいんですけど・・・・・・。なにか注意点とか、ありませんか?
Dr. :  いちばん大切なのは、レーザーは花粉症シーズン前に済ませてしまう、ということです。シーズンに入ると、鼻粘膜が過敏になってしまいます。
ちょっとした刺激でも、はな水が垂れて来ますので、レーザーの光がそれに邪魔されて、逸れてしまいます。

An. :  乱反射しちゃうんですね。
Dr. :  ですから、鼻粘膜表面を軽く焦がそうとしても、やたらに水っパナが出てくるだけで。

An. :  却って、ひどくなっちゃうんですね!
Dr. :  ですから、レーザー手術は、仙台ならばスギ花粉の飛び始める直前の、2月のうちに済ませておくものなんです。

An. :  三好先生、仙台市のスギ花粉のピークは、いつ頃なんですか?
Dr. :  その年にも依るんですけど、たいていは3月半ばから下旬にかけて、ひどい状況になります。

An. :  それじゃ、3月に入るまでは、少し安心なんですね?
Dr. :  すでに、スギ花粉症になってしまっている方は、スギ花粉のピークが来る前の、空中にわずかに花粉が混じる程度の時期から、発作の予兆が見られます。

An. :  それじゃ、予兆が見られたらすぐに治療をする・・・・・・。
Dr. :  わずかでも、鼻粘膜が過敏状態になってしまうと、これを元に戻すのは大変なんです。表現は良くないかも知れませんが、手遅れとでも言えるかも知れません。

An. :  間に合わないんですね。
Dr. :  花粉を敵に例えるとすれば、敵襲があってからあわてて、人体が防衛体制をとるようなものですから。

An. :  それよりは、防衛体制を完璧なものにしておいて、花粉を迎え撃つ方がいいに決まってますよね!
Dr. :  そしてその予防の時期が、仙台市ならば2月末までなんです。

An. :  それを越えると、大騒ぎ、なんですね。
Dr. :  忘れもしません。1997年3月8日の土曜日、たった1日で、325人の花粉症患者を診たことがあります。うち、新患つまり初めて当院にいらした方が、157人でした。

An. :  325人!
Dr. :  当院の周辺を、駐車場の空き待ちの車が、二重三重に取り囲んでいるんです。花粉症の患者さんは、診察室・待合室・廊下・階段・玄関と列を作って並んでいます。はみだした患者さんが外に並んでいると、通行人がその患者さんに質問しているんです。「上で何かやっているんですか? 」ってね。

An. :  ライブかなんかだと思った!?(笑)
Dr. :  諦めた患者さんの中には、一度自宅に帰って、夕ご飯を食べて、それからおフロに入って、そして列にならび直す方も何人かおられました。

An. :  おフロにぃ! (笑)
Dr. :  その日の診察が終了したのが、夜の10時頃だったんですが、翌朝も9時から280人の花粉症患者を、診療しました。

An. :  先生はご無事だったんですか?
Dr. :  わたしもスタッフも、その折のことについては、記憶が薄れがちで・・・・・・。意識も途切れがちだったような気がします。

An. :  その後も1ケ月くらいは、シーズンが続くんでしたよね。
Dr. :  仙台市の場合には、もう1つのピークがありまして。

An. :  それは、いつなんですか?
Dr. :  春分の日の、翌日です。

花粉症も遺伝?
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An. :  それはどうして?
Dr. :  春分の日は仙台市では、スギ花粉飛散の真っ只中です。もちろん外出しなければ、花粉の被害も受けないんですけど。でもこの日は、何が何でも家族揃って、お墓参りに出掛ける日なんです。

An. :  外へ出ないわけに行きませんものね。
Dr. :  しかも、お墓の周りには、必ずスギの木があることに決まっていて。絶対に花粉を吸い込んで、帰って来るんです。
  だから、その翌日には・・・・・・。

An. :  判りました、三好先生!
  お岩さんみたいになってしまった、花粉症患者さんが、続々と先生の元に来られるんですね?
Dr. :  だからですよ! だから私は予防が第一だと、こんなに言っているのに。でもみんな、シーズンが始まってから、それから診療を受けに来るんですよ。
An. :  可哀相な三好先生のためにも、花粉症が怪しいなと思ったら、早め早めの受診をお薦めします。
  それでは三好先生、次回は先手必勝の花粉症治療について、教えてください。

先手必勝


1を聞いて10を知る事が出来る、パーソナリティの江澤さん
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An. :  三好先生、前回は先生がスギ花粉の襲来で、とっても悲惨な思いをしているお話を伺いました。
  本日は、その先手必勝の信念をご披露くださるとか。
Dr. :  当院で得意としている、高周波手術についてのお話なんですけれど。
  でも、その前に1つ。
  前回、レーザー手術で花粉症発作はかなり抑えられる、とお話しました。でも、それを勘違いされる方もおられまして。
  レーザーを受ければ、花粉症は絶対大丈夫と信じて、飲み薬もマスクも何も無しで花粉の飛んでいるところに行くんですよ。

An. :  それは、少し恐そう。
Dr. :  風邪の場合だって、カゼ薬を服めば絶対風邪をひかない、なんてだれも思わないでしょう?
  寒いところに長く居たり、体調をくずした時にカゼひきさんの隣に座ってしまったりしたら。

An. :  そりゃ、カゼ薬を服んでても、風邪ひきますよねぇ。
Dr. :  花粉症も理屈は同じで、薬服んでもレーザー受けても、無防備に花粉を浴びたら、花粉症はひどくなります。
  それだけは、常識として心得ておいて頂きたいんです。

An. :  薬服んでも、レーザー受けても、花粉症が治らないって方も?
Dr. :  0%ではありません(笑)。

An. :  はいはい、先生の苦労話はこれ位にして、と。話を先に、進めます。
  ところで、お話が延び延びになっている、三好先生お薦めの高周波手術なんですけど。
Dr. :  待ってました!
  花粉症の症状って3つあるんですけど、江澤さんはご存じですか?

An. :  知ってます! くしゃみ・鼻みず・鼻づまりです。
Dr. :  これはいったい、なんのため、でしょう?

An. :  なんのためって(笑)、困っちゃう。
Dr. :  カゼをひいた時も、同じことが起きますよね?

An. :  くしゃみ・鼻みず・鼻づまり・・・・・・。ホントですね!
Dr. :  これは、人体に鼻から有害な異物がはいって来ないようにするための、防衛反応なんです。

An. :  じゃこれは、もしかして人体に有益な働きなんですか?
Dr. :  異物といってももともと、バイ菌やウィルスが、鼻から体の内部に入り込まないようにするために、鼻粘膜はその入り口に蓋をします。それが鼻づまりなんです。
  そして鼻みずは、鼻粘膜にくっついた異物を洗い流すための、排除機能を担っています。
  江澤さん、それじゃくしゃみは、何の作用をもっているんでしょうね?

An. :  私、判っちゃいました、三好先生。くしゃみはバイ菌を吹き飛ばすため、なんですね。
Dr. :  正解です。さすが江澤さんは一を聞いて十を知る人ですね(笑)。

An. :  でも三好先生、バイ菌やウィルスはたしかに有害物質で、人体の防衛作用も判るんですけど・・・・・・。花粉って、そんなに有害でしたっけ?
Dr. :  それは、過剰防衛なんですよ。

An. :  カジョウ、って、なんですか?
Dr. :  昔、衛生状態が悪くって、バイ菌やウィルスが多かった頃、人間は栄養が良くなくって、感染症で早死にしたんです。乳児死亡率も高かったし。風邪をひくと、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりが生じて、バイ菌やウィルスを排出していたんですね。

An. :  今は、違うんですね?
Dr. :  今は、町並みもきれいになりましたし、衛生環境はバツグンに良くなりました。おまけに、人間の食べ物も良くなって、昔は飢え死にを心配してたのに、今じゃダイエットが話題ですからね。人間の免疫機能も、すごく良くなったんです。

An. :  人間は、丈夫になったんですね?
Dr. :  丈夫になって、しかも鼻粘膜の防衛機能は充実しています。

An. :  バイ菌やウィルスは、少なくなったんでしたよね。
Dr. :  そうすると、人体の免疫機能は有り余った防衛作用を持て余して、有害ではない花粉などの物質にも、防衛反応を引き起こします。

An. :  ああ、だから花粉でくしゃみ・鼻みず・鼻づまりが・・・・・・。
Dr. :  人間の、余裕のあり過ぎる免疫機能により過剰防衛を生じた結果が、花粉症なんです。

An. :  じゃ、これは本来は良い働きなんですね?
Dr. :  これら3つの鼻症状のうち、くしゃみ・鼻みずは薬やレーザーで楽になるんですけど、問題は鼻づまりなんです。
  だって長いこと、鼻粘膜で炎症を繰り返していると、鼻粘膜は繊維化と称して、つまりタコになるんです。

An. :  へぇーっ。
Dr. :  普通、タコにお薬塗ったって、まぁタコは治りませんよね。

An. :  治りませんよねぇ。
Dr. :  鼻粘膜もタコになっているので、薬では元に戻りません。
  そこで、繊維化してタコになっている鼻粘膜の内側に、直接針を刺してそこで高周波をだしてやります。
  そうするとその一部分だけで、分子摩擦が起こって、熱が発生しますが、その熱で腫れてタコになった粘膜を、縮めてやることができます。

An. :  何ですか、その分子摩擦って? 日本語じゃない、みたいな感じですけど。
Dr. :  その一部分だけ、電子レンジに入れてやるようなものですよ。

An. :  電子レンジは、食品などをレンジの中へ入れて、その中だけで高周波を流してやるわけですよね。
  だから、中の食品があったかくなって、美味しくなる。
Dr. :  その原理を、鼻粘膜に刺してやった針の先端部分だけで、応用しているのが高周波手術です。

An. :  そして、先日ご紹介したような、長年苦しんだ鼻づまりが楽になるんですね?
Dr. :  この手術も、先手必勝ですから、花粉症シーズンの前に、済ませた方が良いと思いますよ。

An. :  三好先生、本日も、とても役に立つお話を、ありがとうございました。
  わたしこの番組の収録の日は、朝っからウキウキしちゃって、とても楽しみなんです。三好先生、次回のお話も、楽しみにしています。もう、今からソワソワですから。

つづく

分子摩擦
  上記院長の出版物もご参照下さい。
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関連リンク: 索引 ソムノプラスティ
  索引 花粉症
  索引 スギ花粉症
  索引 アレルギー性鼻炎
  索引 fmいずみ 79.7Mhz
  索引 げんき倶楽部杜人

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No.192
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