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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集
 
2010中国・チベット調査レポート(1)
看護課 高橋 美江


Part2は、いよいよ
チベットに突入です。


ガイドの李さんから、歓迎の印としてカターを首にかけてもらう院長
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 9月20日~21日は、チベット自治区の中心であるラサ市に滞在しました。ラサの標高は3,640mあります。日本でいうと富士山の頂上位の高さです。空気が薄くて、少し早歩きしただけでも心臓がどきどきしました。血中の酸素濃度もびっくりするくらい下がってしまい、浅野さんは高山病でとても具合が悪そうでした。浅野さんに比べると私は割と元気で、若干の動悸と紫色に変色した爪以外は特にひどい症状はありませんでした。それよりも人生で初めて標高3,000m以上の場所にいることでいつも以上に気分が高揚していました。

  ラサの空港では現地のガイドの李さんが私たちの首に白い布(カター)をかけて歓迎してくれました。
  チベットは気温が低く、前日までの私は半袖を着て、タオルを片手に汗を拭きながら活動していたのですが、チベットでは厚めの長袖を着なければならない程寒いでした。
  空港から宿泊するホテルまでは、現地の方が運転するバスで向かいました。道路の脇に建っている民家の屋根には、タルチョと呼ばれる三角形の色とりどりの布が飾られています。

  チベットの民家はどれもかわいらしいデザインをしていました。
  タルチョのカラフルな色合いにはきちんと意味があります。青色は空、白色は雲、赤色は日、緑色は水、黄色は土を表しており、家族の幸せを願うものなのだそうです。
  ラサ市は東西に細長く、北側を山に、南側は川に囲まれています。山と川の間を通る道路を走って中心街に着くと、街はきれいに整備されていました。


タルチョが飾られた民家

山の間にかけられたタルチョ

全て酸素ボンベです
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  この日はホテルに到着した後、しばらく休憩をとってからご飯を食べに行くことになりました。ホテルのロビーの端には大量の酸素ボンベが並んでいて、すごいところに来たのだと実感させられました。
  ガイドさんのお話によると、チベットの料理は重慶の料理と似ているそうです。言われてみればホテルに向かう途中に火鍋のお店を見かけました。

  夕食をとるお店はホテルからバスで10分程走ったところにありました。
  どんどん運ばれてくる料理の中でも私が気に入ったのが薄く切った豆腐をとうがらしの味付けで炒めたものでした。
  この料理は見た目が赤くて辛そうなのですが、実際は全然辛くなく私は個人的に豆腐が好きなために、この料理を密かに自分のお皿にいっぱいとってしまいました。
  そして、この時食べたピータンは色合いで想像していた味とは違い、クリーミーで美味しかったです。

  たくさんの料理の中でも特においしかったのがトマトのスープでした。煮込んだトマトがたくさん入っていて、他のどの料理とも違う甘いやさしい味でした。とても美味しかったのでテーブルいっぱいに並んだ料理の中でも一番早く無くなっていました。
  次の日、ついに私も高山病になってしまいました。ひどい頭痛と唇の痺れがありましたが、食欲は減退せずにすみました。


とても大きな犬でした

チンジャオロースパスタ
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  この日はダライ・ラマの夏の離宮であるノルブリンカと冬の宮殿・ポタラ宮、そしてチベット仏教で最も神聖な場所である大昭寺を巡る重要な日でした。
  午前中、ノルブリンカではふわふわの飾りをつけたチベット犬を目撃しました。
  ポタラ宮へ向かう前に市内のおしゃれなお店で昼食をとりました。私は牛肉のパスタを注文。
  料理名からミートソーススパゲティが出てくるのかと思ったのですが、実際は麺にチンジャオロースをあえたようなパスタが出てきました。これはこれで美味しかったのでよかったです。
  ちなみに本場中国で食べるチンジャオロースは日本で食べるものと一緒の味でした。その真理から『チンジャオロースは裏切らない』という名言が生まれました。

  お昼には私の高山病の症状も落ち着いてきていましたが、あまりお腹いっぱい食べてしまうと身体の血液が胃に回ってしまい、これからポタラ宮に行くのに高山病の症状がまた出てきてしまうと大変です。この時ばかりは食事量を腹八分目くらいに抑えてしまいました。


私の中では一番人気の料理でした!

トマトのスープ

美味しいピータン
(味つけアヒルのタマゴ)

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青空と白いポタラ宮の色合いが、
とても綺麗でした
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  その後はポタラ宮へ向かいました。
  私たちの宿泊するホテルの壁にもポタラ宮の模型が飾られていました。模型からニャーニャーと猫の鳴き声が聞こえたのでよく探してみると、模型の影に黒猫が隠れていました。実際のポタラ宮では猫はねずみを捕ってくれるので大切にされています。ホテルでも同じように大切にされていたのでしょうか。
  大昭寺にはたくさんの人がおり、マニ車をくるくる回しながら歩いたり、五体投地と呼ばれる方法で一生懸命お祈りをしている人が大勢いました。

  マニ車とは時計廻りに1回回すだけで般若心経を1回読んだことになるというすごい仏具です。みんながみんなマニ車を回しているので私もマニ車が欲しくなり、大昭寺で淡いピンク色をしたかわいらしいマニ車を購入しました。何だかすごい御利益がありそうな気がします。

 

ホテルの食堂にあるポタラ宮を模した壁

お鍋に具を沢山いれます

色んな具材のダシが効いてます
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 そしてこの日の夕食はきのこの鍋を食べました。
  石でできた大きな鍋にはウコッケイのスープが入っており、スープが沸騰したところに人民服を着た店員さんがやってきてマツタケやエリンギ、えのきなどのたくさんのきのこをどんどん鍋に入れていきました。
  きのこの他にも豚肉や水菜、肉団子、川魚も入りました。具材はごまだれやお酢をつけて食べました。ウコッケイのスープはいろいろな食材のだしが出てさらに美味しくなり、スープだけでも十分な料理でした。
  この時点ではもうラサの環境にも大分慣れてきていたので、高山病の症状を気にすることなくお腹いっぱい食べることができました。

ラサでは、日本にいたら絶対出来ない凄い体験ができました 最後に、気圧が低いためパンパンに膨らんだお菓子の袋(左)と 可愛いマニ車(右)
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関連リンク: 用語集 索引:チベット
関連リンク: 用語集 索引:アレルギー調査
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No.192
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