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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


◆SASの検査法
 

江澤アナウンサー(以下An.
三好院長(以下Dr.) 

An.:  三好先生、いびきや睡眠時無呼吸症候群つまりSASについて、いろいろとホントに面白いお話しを伺って来ましたけれども。
今回は、いびきとSASの医学的検査について、お話し頂けるとか。

Dr.:  お話しはいよいよ核心に迫って来まして。どうやったら、いびきだけなのかSASなのか、どんな目安を使ってどう診断するのか、そんなお話しです。

An.:  先生、江澤が以前お伺いしたお話しでは、危険ないびきとそれほどではないいびきの区別は、無呼吸つまりいびきの合間に息してない何秒間が、存在するかどうか。それが問題だと、お聞きしました。

Dr.:  最終的には、その無呼吸の実態を記録・分析することが必要なんですけどね。
その前に、これまでいくつか挙げて来た、いびきの悪化要因の有無をチェックします。お話ししたように、過労やお酒の飲みすぎ、それに花粉症などの鼻疾患でも、いびきやSASみたいな症状となることはあります。

An.:  無呼吸に至る周辺の、状況を明らかにしてから、病気の本質に迫る。そんなところでしょうか?

Dr.:  江澤さん。私は江澤さんって人は、昔は1を聞いて10を知る人だと思ってましたけど、この頃は私のお話ししたいと思っている内容までが、私より先に判るようになっちゃいましたね!!

An.:  先生、江澤は予言者じゃないんですから(笑)。

Dr.:  それを聞いて、ホッとしましたよ。実際。さて、そんなわけで、いびきやSASの診断には、気道つまり空気の通り道の検査が重要です。
いびきやSASに関わる気道って、具体的にはどこのことでしたっけ? 江澤さん。

An.:  鼻腔、つまり鼻のアナの中から、咽頭すなわちノドの内側ですよね。先生。
つまり、吸い込んだ空気の通り道ってことですものね。

Dr.:  それらの部分に、なにか空気の通りを邪魔するものがあると、空気はスムースに通りません。順番に鼻から、空気の邪魔となる疾患をチェックします。
それには、まず鼻のレントゲン検査をして、副鼻腔炎つまり蓄膿症の有無を調べます。

An.:  蓄膿症って、たしか、ハナ垂れ小僧さんのことじゃなかったかしら?
青いハナみずが2本、鼻の出口からダラーッと垂れ下っている・・・・・・。

Dr.:  そうそう、それを拭き取ろうとして、シャツの袖がテカテカに光っている、そんな懐かしい光景です。

An.:  さすがに最近は、街角では見かけなくなりましたが。

Dr.:  でも今でもやはり、鼻づまりを起こす病気の代表格です。

An.:  やっぱり、ちゃんと調べておかなくっちゃあいけないんですね。

Dr.:  その次に、アレルギーの検査をします。
スギ花粉症が、いまや日本人の国民病とよばれるくらい多かったり、ダニやホコリのアレルギーもありますからね。

An.:  その他にも、カモガヤとかハルガヤとか、花粉症になるって、聞きました。
ええっと、カルガモの親子はアレルギーの原因じゃなかったですよね(笑)。

Dr.:  それ以外にも、ヨモギやブタクサなどの花粉が、アレルギーの原因となりますし、鼻づまりのもとです。

An.:  それらは、正確に診断してきちんと対応しておかないと、うっかりすると見逃しますからね。

Dr.:  こうした鼻づまりの程度を確認するのに、鼻腔通気度計と称する、鼻づまりの測定器があります。その機械に鼻の入り口を当てて、息を吸ったりはいたりすると、鼻づまりの具合が判ります。

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An.:  鼻づまりって、目で見えるんですね!

Dr.:  そうやって、鼻に原因疾患が見つからないかどうか確認しておいて、それからいびきやSASの確認です。

An.:  それは、具体的にはどうやって?

Dr.:  いびき博士じゃないんですけど、今でも睡眠中の録音は重要です。
いびき音の大きさ・性質・無呼吸の有無など、さまざまな情報が判りますから。

An.:  今回のシリーズの最初に聞いたいびきの音も・・・・・・。

Dr.:  それらの記録の中から、ピックアップされたものです。

An.:  それ以外には、どんな検査が待っているんでしょうか?

Dr.:  いねむり運転士の話題で出て来た、血中酸素濃度を測ります。
この検査は正式には、血中酸素飽和濃度検査と言うんですが、つまり血液の中に十分酸素が行き渡っているかどうか、調べる検査です。
もしも、無呼吸が血液にまで影響を与えていたら、血液の酸素濃度は低下するはずですから。

An.:  ホントなら人間は睡眠中、100%近い酸素濃度となるはずですよね。

Dr.:  正常値は97%以上となっているんですが、無呼吸があると明らかに酸欠状態を示す数値となります。

An.:  たしか、いねむり運転士のそれは75%だったんですよね!?

Dr.:  通常、酸素濃度は90%以下では、もはや危篤状態とされるくらいの危険値ですから。この運転士では、ぜったいに精密検査と治療が必要だったわけです。

An.:  精密検査と言いますと?

Dr.:  PSGと称するんですけど、一晩泊り込みで脳波を記録したり呼吸状態の解析を、実施します。
当院ではそれに加えてMRIで、気道のどこが狭いのか、確認して治療法を選択しています。

An.:  次回は治療のお話しですね。楽しみにしています。

◆いびき治療の開発者

An.:  三好先生、今回はいよいよいびきの治療のお話しが伺えますね。
そもそも、病気として扱ってもらえなかったいびきを、世界で初めて手術で治療したのは日本人だった。そう教えて頂きました。

Dr.:  いびきは健康のシンボルなどではなく、むしろ病気として扱うべきだと、世界で初めて主張したのは、日本の耳鼻科開業医だった、先生でした。

An.:  たしか「随筆。いびき博士」というご本でしたよね。話題の部分をもう一度、再読させて頂きます。
・・・・・・昭和27年の春、23歳のお嬢さんを母親が診察につれて来た。
「先生、いびきは治りますか? 実はこの娘が一昨日結婚したんですが、あんまりいびきが高いと言う、それだけの理由でゆうべ帰されたんです。たった一日だけの結婚生活で。」
そのとき、連れられたお嬢さんは、しくしくとむせびだした。
「そんな馬鹿な」とは言ったものの、こうなるともはや笑い話では済まされない・・・・・・。

Dr.:  その日、この母娘は東京の有名な大学病院を2軒、受診したんだそうです。
最初の大学では、耳鼻科へ案内されはしましたが、「いびきは病気ではありませんから、治療法はありません」と宣言され、「いびきで別れたいと言うような男なら、こちらから願い下げにしたら良いじゃないですか」とまで、言われたそうです。

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An.:  まぁ、かわいそう。

Dr.:  2軒目の大学病院では、「申し訳ないですが、いびきを診る診療科はありません」と、受付で追い返されたと言います。

An.:  それじゃ困っちゃう。

Dr.:  池松先生も困ってしまって、何度もその花嫁の鼻やノドを繰り返し観察しているうちに、あることに気が付いたんです。

An.:  先生、それは何でしょう?

Dr.:  先日もお話ししましたが、ノドの粘膜の柔らかい部分。

An.:  ええっと、軟口蓋と口蓋垂、でしたよね。

Dr.:  一般的に、これら軟口蓋と口蓋垂はある程度距離があって、呼吸に際してスペースがある、つまり空気が抵抗無く通過するんです。

An.:  まさつ音は出ない、と言うことですよね。

Dr.:  ところがこのお嬢さんの場合、口蓋垂の粘膜が水かき状にひろがっていて、それに口蓋垂が癒着していたんです。と言うことは、呼吸のたびに通過する空気がまともに抵抗を受けて、大きなまさつ音が出る。

An.:  それで、いびきがスゴイんですね!

Dr.:  と言うことはこの狭くなっている粘膜を、切除して空気の通り道を確保してやれば、まさつ音は出なくなるはずなんですが・・・・・・。

An.:  音は出なくなるはず、なんですね?

Dr.:  問題は、こうした発見はその時点で世界初であり、そんな手術は誰も実施したことがなかった。それに尽きます。

An.:  今まで誰も見たことのなかった、未知の世界が開けていたんですね!

Dr.:  医学だけじゃないんでしょうけれど、未知の世界に踏み込むのには、大変な覚悟が必要です。けれどもそのとき池松先生は、このような社会的悲劇を見捨てるわけには行かない、そう考えたそうです。

An.:  なんとか、してあげたいですものね。

Dr.:  そこで池松先生は、母娘の了解を得て、世界で初めて、いびきに対する軟口蓋・口蓋垂切除手術を行ないました。

An.:  それで、どうなりましたか!?

Dr.:  手術当夜は、池松先生も、心配で心配で、一睡もできなかったそうです。
しかし1週間たった朝、笑顔とともに母娘は診察室へ現れました。
「お陰さまで、娘のいびきがなくなりました。もう、静かな寝息が聞こえるだけです。本当に、有難うございました。」
そのお礼にと、食糧難だった当時、貴重品の野菜や卵を、リヤカーに山積みにして持って来られたそうです。

An.:  三好先生、手術が成功してホントに良かったですね。
江澤まで、はらはらしてどうなることかと、手に汗を握ってしまいました。

Dr.:  そのときの手術法が、UPPと言う名前で今日まで伝わっており、私が池松耳鼻科まで見学に行ったのはこの手術を学ぶため、だったんです。

An.:  それじゃ、三好先生のところでこの手術を受けることが、できるんですね?

Dr.:  これから順番にお話しする、いびきやSASの治療法が、現在はいくつか開発されており、UPPだけが治療法ではないんですけどね。でも、世界で初めてのいびき治療法が、なんと言ってもこの池松式UPPだったことは事実です。

An.:  それって、やっぱりスゴイことですよね。

Dr.:  当院では、池松式UPPを基本に、レーザーや高周波を使用した手術をしていまして。あまり大きくノドの粘膜を切り取らなくても、まさつ音を発生している粘膜を広げてやるよう、工夫しています。

An.:  医療機器の進歩も、その間、当然あったでしょうからね。

Dr.:  いびきは治療の対象となるべき病気だと、認識の広まったことが、医療機器進歩の背景にあります。

An.:  すべては、病気に対する意識の在り方、なんでしょうからね。
ああ、そうそう。
三好先生、聞き忘れていたんですけど。
その悲劇の花嫁さん、池松先生の手術成功の後、どうなりましたでしょう?
悲劇は、見事解消されたんでしょうか?

Dr.:  江澤さん!悲劇の花嫁さんはその後、めでたく元の鞘に納まったと聞いています。

An.:  それじゃ、悲劇の花嫁事件は、ハッピーエンドでおわったんですね!!
本日も、素晴らしいお話し、有難うございました。

◆いびきの治療法

An.:  三好先生、前回はいびきに対する池松式UPP、つまり軟口蓋・口蓋垂切除手術について、お話しを伺いました。
これ以外にも、いくつかいびきやSASに対する治療法があるんですって?

Dr.:  鼻閉、つまり鼻づまりがあると、それだけでいわゆる鼻いびきが生じます。
基礎となる鼻の病気、例えば花粉症などのアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻の真ん中の骨の曲がっている鼻中隔彎曲症、などが存在する場合、その治療が先決です。

An.:  鼻が詰まると、夜口を開いて寝ることになりますから、それでノドの粘膜の振動することもありそうですね。

Dr.:  この場合、長年の鼻づまりのために、口を開いたまま眠る習慣のついていることがあって、治療で鼻づまりが改善しても、口は開いたまま、ということも少なくありません。

An.:  鼻がスースー通っていても、口はパカッと開いたままなんですね。
それじゃ、いびきは治らない。
先生、そんなときは、どうするんですか?

Dr.:  なんとかして口を閉じる習慣を、つけなきゃいけません。
そのために、テープを唇に縦に貼って、夜間口を開かないようにする医療器具が、開発されてます。

An.:  テープ、ですか?

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Dr.:  まぁ、絆創膏でも同じ役割は果たすんですけど、人によってはかぶれっちゃったりすることもあるので、材質にそれなりの工夫をこらした製品なんです。
で、それには名前がついていまして、「ネルネル」って言うんですけどね。

An.:  「ネルネル」ですか! 良く眠れそうな名前ですねェ。

Dr.:  それでも口を開いちゃうって方もおられますので、その場合にはマウスピースを作ります。

An.:  顎をがっちり固定しちゃうんですね。

Dr.:  いびきをかく方では、夜間口を開いているだけでなく、下顎全体が重力のせいで後方に落ち込んでしまっていることも多いんです。

An.:  それじゃあ、ますます気道が狭くなりますね。

Dr.:  マウスピースでは、下顎をしっかり固定することもできますので、気道確保がより楽になります。このいびき用のマウスピースを、スリープスプリントと呼んでいます。

An.:  歯医者さんで作ってくれる、歯軋り防止用のナイトガードみたいなもの、でしょうか?

Dr.:  ナイトガードは、上の歯だけ歯形を採取して作成するのが普通ですけれど、スリープスプリントでは下顎の固定が目的となります。

An.:  少し、違うんですね。

Dr.:  いびき防止のためには、下顎と舌根部の落ち込みを予防することが必要ですからね。

An.:  これは、歯医者さんへ行けば、すぐに作ってもらえるんですか?

Dr.:  全額自己負担じゃなくって、保険診療で製作するんでしたら、耳鼻科などで無呼吸の検査を受け、そのデータを持参することが条件です。
総入歯の方や歯槽膿漏の方には、このスリープスプリントは使用できないんですけど。

An.:  鼻づまりを解消してから、スリープスプリントですね。
鼻づまりそのものは、どうやって解消したら良いんでしょうか?

Dr.:  実はこの鼻閉解消法については、すでのこの放送の、11回目・12月14日OAの部分で、触れられています。

An.:  思い出しました、三好先生。
スギ花粉症に対する、高周波手術ですね?

Dr.:  スギ花粉症のときも、くしゃみ・鼻みずは薬などでも楽になりますが、鼻づまりに一番てこずるんです。
その際、苦しい鼻症状に効果的なのが、鼻粘膜に対するレーザー手術と、高周波手術でしたよね。

An.:  「すごく効いた」った方のアンケートも、見せて頂きました。

Dr.:  鼻づまりが背景にあるいびきでは、こうして鼻づまりを解消してから、スプリントを作成します。ただ、江澤さんご指摘の、鼻のホネ自体の曲がってしまっている人では、これらの手術では無効のこともあります。

An.:  鼻のホネの曲がっている人、ですね?

Dr.:  その場合には、鼻中隔という鼻の真ん中のホネを削る手術を、実施します。

An.:  ホネを削るんですね。

Dr.:  ですからこの場合、それなりの設備のある総合病院で手術してもらうことになります。

An.:  そうして鼻閉がなくなると、鼻づまりに起因するいびきは、ずいぶんコントロールし易くなるんですね。

Dr.:  いびきやSASは、いくつもの原因の重なり合って生じていることが多いので、それら絡み合った要因を、ひとつ一つ解きほぐしながら治療を進めるんですよ。

An.:  判りました、三好先生。

Dr.:  次回は、CPAPという呼吸管理機器を使用してのSASの治療のお話しです。
楽しみにしていてくださいね!

◆CPAPによる治療

An.:  三好先生、前回までは、いびきやSASつまり睡眠時無呼吸症候群の発生原因や、それに対する対策について、お話しを伺って来ました。

Dr.:  もちろん、いびきが健康の証などではなく、健康にすごく害のある症状だという事実も、いくつか例を挙げてご説明しました。

An.:  治療については、そもそも睡眠とはどういうものか、またそれ故に生活環境も含めた睡眠や呼吸の改善方法についても、丁寧なお話しを聞かせて頂きました。

Dr.:  治療法に関しては、鼻やのどの気道つまり空気の通り道の狭い部分を、手術も含め様々な手段で広げてやることが、有効なんだということを、理解して頂ました。

An.:  先生、今回は呼吸をコントロールする、CPAPという機器を使用しての治療を、教えてくださるんですよね?

Dr.:  そうなんです、江澤さん。
いびきやSASの原因となる、気道の狭い部分を広げてやる方法には、いくつか興味深い手法がありまして。

An.:  お話し、面白そう。

Dr.:  気道が物理的に狭いことについては、これまでのお話し通りなんですけどね。
人間が呼吸をするときには・・・・・・、江澤さん。空気を吸ったり、吐いたり、するじゃないですか。

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An.:  スーッ、ハーッ(実演する)。
ええ、吸ったり吐いたり、しますよね。

Dr.:  息を吸うときって、胸を拡げたりして、体の外より中の方が、気圧が低くなりますね。

An.:  なります、なります。

Dr.:  そのとき、気道が狭くなっていて、外から体内にスムースに空気が入って来なかったら、どうなるでしょうか?
具体的には、口を閉じて息を吸い込むような感じですけど。

An.:  (実演してみて)
やだっ! 三好先生、息が吸えないから、すごく苦しいですよ(笑)。

Dr.:  すごく太ったりして発生する、睡眠時無呼吸症候群つまりSASは、気道が狭まって起こるので、「閉塞性」すなわち息が詰まるタイプの、無呼吸と呼ばれるんです。

An.:  口を閉じて息を吸い込むのと、同じ原理なんですね?

Dr.:  それに対して、これは例えば口を開けて呼吸すれば、その息苦しさは無くなります。

An.:  口さえ開いていれば、楽ですよね。

Dr.:  理屈は似たようなもので、気道の狭い部分が邪魔をして、息を吸うときに外より内部の気圧が低くなりますから、体内の気圧はマイナスの状態です。

An.:  それが苦しいんですよねぇ。

Dr.:  そんな状況は、例えば手術で気道の狭い部分を拡げてやれば、体内のマイナスは解消します。逆に、体の外から空気を送ってやって、狭い部分を内部から気圧で拡げて、マイナスを強制的になくしちゃうことができるんです。

An.:  先生、それって、まるで魔法みたいな方法ですね。

Dr.:  それがCPAPっていう、呼吸管理機なんですよ。

An.:  お話しを伺うと、外から体内に空気を送ってやって、気道の狭い部分を拡げる機械みたいなんですけど。

Dr.:  そうなんです。
この機械は、口にマスクをあてがって、まるで人工呼吸器みたいな感じで、規則的に体内に弱い圧の空気を送り込むことができるんです。

An.:  体の外から、陽圧つまりプラスの気圧を、体の中へ送り込むんですね。

Dr.:  そうすると、気道の狭い部分が広がって、空気が体内までスムースに送り込まれるんで、「閉塞性」の無呼吸がとっても楽になるんです。

An.:  先生、すごいお話しですけど・・・・・・、そのCPAPっていう機械は、人工呼吸器みたいなゴツイ機械なんでしょうか。
いびきやSASが良くなるのは嬉しいんですけど、毎晩ゴツイ機械を抱いて寝るのはイヤですもの(笑)。

Dr.:  現在のCPAP機器は、小さな製品でしたら、1㎏もありませんから。機械の中で眠るようなことは、まぁありませんよ。

An.:  そのCPAPっていう機械、誰でもどこでもすぐにでも、買い求めて使えるんでしょうか?

Dr.:  メガネや補聴器だって、きちんとその人に合わせて選ぶんですから、CPAPだって・・・・・・。

An.:  そうか、お医者さんで選ばなくっちゃあ。

Dr.:  リスナープレゼントした、私のコミックにもちゃんと書いてありますが、一晩かけて睡眠状態を確認し、その人のSASにもっとも適したCPAPを、選びます。

An.:  先生、こういう専門領域の治療には、やっぱり専門医制度があるんでしょうか?

Dr.:  日本睡眠学会の「認定医」制度がありますから、資格のある医師に相談してください。

An.:  本日は、日本睡眠学会認定医である三好先生の、お話しを有難うございました。


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No.201
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