3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

院内感染対策勉強会を行ないました!

◆第一回勉強会

日時:2011年11月29日
於 :当院3Fサロンにて
演者:大正富山医薬品株式会社
    小嶋菜月さま(図1)

#(図1)

◆第二回勉強会

日時:2012年1月10日
於 :当院3Fサロンにて
演者:塩野義製薬株式会社
    杉山忠勝さま(図2)

#(図2)

当院でお世話になっている製薬会社の主催による、院内感染対策勉強会を上記の内容で行ないました。

◆第一回勉強会

病院感染症対策について

 病院感染症とは、元々ある病気とは別に院内で発生したすべての感染症のことで、近年頻発しています。

 発生する原因として、免疫力低下により、通常感染することのない微生物にも感染しやすい状態の人(易感染性患者)の増加があります。他に、抗生物質では治療できない性質を持った耐性菌の増加などが挙げられます。

 感染症が発生してしまうと、入院患者の期間延長や、新しい患者さんが来院や入院ができなくなります。そのような事態を防ぐために、日常的な感染予防対策が必要となります。

 予防策で一番重要となるのが手洗いです。汚れていないように見えていても、私達の手には様々な菌が付着しています。一つの処置ごとに手洗いを行い、日常で触れる頻度が高い所の消毒や清掃が大切です。手洗いの際は指の間や手の甲など、洗い残しの多い所も丁寧に洗う必要があります。

 また、冬の乾燥する時期は手荒れも多くなりますが、手荒れも病原体感染の危険性が高くなるので、ハンドクリームなどを使ってケアすることも重要です。

 病院内は、様々な疾患の患者様が集中する環境です。一人一人が予防する意識を高く持って取り組むことが一番大切だと思います。

◆第二回勉強会

インフルエンザの流行

 今シーズンのインフルエンザ感染状況は、2011年12月28日時点で、43都道府県で感染患者の報告数の増加が認められ、特に宮城県が最も多い結果となりました。また、感染力の強いAH3亜型(A香港型)のインフルエンザウイルスが多く検出されており、今シーズンもインフルエンザの感染に注意しなければなりません。

 インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3種類があり、C型は軽い風邪の様な症状のみで、感染力が強く流行を起こすのはA型とB型です。また、ウイルスの表面にはHA・NAと呼ばれる2種類の突起があり、この抗原性の違いにより、Aソ連型やA香港型のような亜型に分類されます。特に、A型はこの抗原性の変異が多いため、症状が長引き重症化する危険性があります。

感染の予防対策として

 感染予防策として、まず手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。特に、手洗いは洗い残しの無いよう、丁寧に時間をかけて行うことが大切です。また、感染者と接触する可能性がある場合は、飛沫感染を防ぐためにマスクの着用も必要です。

 感染した場合は、早めに医療機関で受診するようにしましょう。最近では、熱などのつらい症状を早期に改善する抗インフルエンザ薬も処方されています。きちんと治療すれば、脳症、肺炎などの命にかかわる重症化を防ぐことができます。しかし、そのような事態にならないためにも、日頃から予防意識を心掛けることが一番大切だと思います。
(文責・秘書 森 千紘)