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2012年中国アレルギー調査~雲南の旅~旅レポ1

はじめに

看護課 浅野 佳代

看護課 浅野 佳代 看護課 浅野 佳代
訪問地の地図 訪問地の地図

 2012年9月12日(水)、日中国交回復後40年、尖閣諸島をめぐり、日中関係が最も冷え込んだこの時期に中国を訪れることとなりました。私たちが出発した時は成都などで反日デモがあるらしいという情報だけで、その後の日本の情報は入らず、日本での心配をよそに、危険を感じることも、日本人だからと指をさされることもなく、のんびりと中国で過ごしていました。

 今回、訪れた場所が雲南(ユンナン)省という中国の南西部に位置する、少数民族が多い地域だったためもあるのでしょう。

 雲南省は、南部でベトナム・ラオスと国境を接し南西部はミャンマーと接しています。一方、北西部はチベット自治区、北部は四川省、北東部は貴州省、東部は広西チワン族自治区と接しています。雲南省の省都・昆明(クンミン)を中心にチベット自治区と接するデチェン・チベット族自治州のシャングリラ、ミャンマー・ラオスと接するタイ族自治州のシーサパンナにいきました

 雲南省は地形が複雑で中国の中では森林に恵まれています。北部は高山地帯で亜寒帯性気候、南部の低地は亜熱帯性気候となっています。私たちは、身をもってこの気候の違いを体験することになります。

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9月12日(水)大都市・上海

 仙台空港からの直行便で上海にはいり、今回の旅に同行して下さる、南京医科大学の殷先生、旅行社の周さんと合流、南京医科大学の程先生・上海交通大学の時先生、いつも旅をアレンジして下さる旅行社の社長・趙さんを交え、会食がありました。豪華な中国料理と会話を満喫したあと、上海の観光スポット外灘(バンド)の夜景を見ながら町を散策し、1日目は終了です

上海の夜に乾杯 上海の夜に乾杯
上海の夜景 外灘(バンド)側から望む、近未来的な浦東区と黄浦江 上海の夜景 外灘(バンド)側から望む、近未来的な浦東区と黄浦江
租界時代の面影が残る外灘(バンド) 租界時代の面影が残る外灘(バンド)
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9月13日(木) 昆明市

 二日目は雲南省の省都・昆明へ行きました。

 昆明は、標高約1,900mの高原にあり一年を通して気候が穏やかで春城と呼ばれているところです。4月から9月は雨期・10月から4月までは乾季です。訪れた時は雨期の終わりということもあり、曇りでした。昆明の空港は2012年6月に新しくなったばかりでとても大きく綺麗な空港でした。雲南省の中心というだけでなく東南アジアのハブ空港としての役割も担っているようです

昆明空港の外観 昆明空港の外観
空港ロビー 空港ロビー
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昆明にて

 昆明はもともとの市街地よりもその近郊にかけ開発がすすみ、郊外に向かって新しい建物がみられます。地下鉄の建設工事があるため中心部の交通は渋滞が多いです。ここも中国らしく、車はクラクションを鳴らしながら隙をみれば前へ進み、バイクの2人乗り、3人乗りはあたりまえ(もちろんノーヘルです)排気ガスと工事で空気はほこりっぽく感じます。人も車も仙台よりも多く、一言でいえばごちゃごちゃしている印象です

昆明の市街地 昆明の市街地
信号待ちをしている市民 信号待ちをしている市民
高層住宅が乱立しています 高層住宅が乱立しています
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9月14日(金)世界遺産の石林

石林名勝区へ向かう途中の風景 郊外に出ると緑が多くなってきます。 石林名勝区へ向かう途中の風景 郊外に出ると緑が多くなってきます。

 昆明から南東へ100㎞ほどいった、石林イ族自治区にある景勝地・石林風景名勝区へいきました。車で約1時間半。郊外へ出るほど、農地が多くなってきます。中国には55の少数民族がいます。雲南省に一番多いのがイ族だそうです。石林のそばにも少数民族の村があり、石林名勝区でお土産を売ったり、民族舞踊を披露したりしています

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現地の女性 現地の女性
一生懸命、商売をしている・・・・・・というより、のんびりしています 一生懸命、商売をしている・・・・・・というより、のんびりしています
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 石林風景名勝区は、2007年に中国南方カルスト群としてユネスコの世界遺産に登録されています。カルスト地形とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された台地が、雨水・地表水・土壌水・地下水等で浸食されて出来た地形で鍾乳洞などの地下地形も含まれます。

 総面積1,100km2の石林のカルスト地形は、古生代後期の地殻変動により海が隆起して石灰質の岩面が地表に露出し、風雨による浸食や地震によって岩山が削られたことにより形成された高さ30mにもなる槍のような形をした無数の岩です。約2億5千万年前から海底の石灰岩が隆起と浸食を繰り返してきたことで出来た地形ということです。気が遠くなるような年月ですね。

院長(左)と南京医大耳鼻科助教授の殷先生 院長(左)と南京医大耳鼻科助教授の殷先生

 このなかの一般に公開されている観光客向けのエリアのうち、小石林区と第石林区の遊歩道を歩き、展望台からその風景を眺めました。まさしく石の林で、そびえたつ石柱の間の遊歩道は迷路のようになっています。ガイドさんがいないと迷子になりそうでした。石林の岩は色々な形をしており、人や動物にみたてられていて、ちょっとした物語をつけてガイドさんが紹介してくれました。自分お気に入りの石柱を見つけ、何かにみたててみるのも面白そうでしたが、時間がなくて出来ませんでした。

展望台からの眺め 展望台からの眺め
象に見立てられている岩 象に見立てられている岩
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 石林観光の後、昆明国際空港からシャングリラへ移動しました。

2012年アレルギー調査 旅レポ(2)