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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

眩暈・めまい・メマイ……のお話(2) サッカーとめまい その後 三好 彰

エプリー法の実施光景。 エプリー法の実施光景。

 澤選手以外にも、長年のめまいで悩む方に、一度この「家と人。」を見せて上げたいような、そんな気分です。
 本誌25号に、そう書きました。そして26号の締切直前に、それは実現しました。

 盛岡市に住む86歳の女性が、2年前からのめまいに悩んでおられました。
 地元の耳鼻科に通院していましたが、病名も告げられず、内服薬で治療を受けていましたが、良くなりません。

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 脳外科でMRIも撮影しましたが、異常は見つかりません。
 1年間薬を服みましたが、寝付き・寝起きに10秒から1分くらい、グラグラするのが治らないのです。

 そんなときに、その方のお知り合いが「筆を執ったから」と、25号を譲ってくださいました。
 その方が私の書いた澤選手の話題に、目を留めないはずはありません。
 仙台市にお住まいの娘さんに送迎してもらい、すぐさまその方は私の元に見えられました。

 ついでに自慢すれば、めまいを扱う専門医は、少なくとも岩手県・宮城県では私一人しか、いないのです。

リヴァープレス社刊『家と人。』26号より リヴァープレス社刊『家と人。』26号より
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 さっそく行なっためまい検査で、その方は三半規管に原因のある「良性発作性頭位眩暈症」、つまりBPPVであることが、判りました。
 この難病(?)は、エプリー法という一種のめまい体操で、受診したその日のうちに改善します。悩みぬいたその方も、受診当日にはとても良くなり、1週間後に再受診されました。もちろん、その後の経過も順調です。繰り返します。
 長年のめまいで悩む方には、一度この「家と人。」をぜひ見せて上げたい、そんな気分です。