3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

fmいずみ ラジオ3443通信 耳の日(1)

141話 3・3(みみ)の日とひな祭り(1)

An.: 三好先生、このラジオ3443通信、非常に興味深い、しかも歴史的にも地理的にも、すっごくスケールの大きなお話が続いています。
 今日はどんなお話かなって、毎日江澤はとても楽しみにしているんですけど……。本日の話題は、どのような内容なんでしょう?
Dr.: 前回までのストーリーは、英国紅茶の旅から、茶器のデザインの話題そして、その成立した元つまりモンゴル遊牧民の国家についてのお話でした。
An.: 江澤は、ワクワクしながら耳を聳てていました!
Dr.: マルコ・ポーロと、一行がイタリアに持ち帰ったスパゲッティの伝説にまで、会話は進行していたんですけれど。
 江澤さん、ここで少し休憩です。
An.: そうですね。江澤もあんまり息を呑んでお話に聞き惚れていましたので、ちょっとだけ気分転換も良いかな……と。
 それで先生、気分を変えて、どのようなエピソードを、今日はご紹介頂けるんでしょうか?
Dr.: 江澤さん。早いもので今年ももうすぐ、3月3日を迎えます。
An.: 先生、3月3日は雛祭りです。女の子のお祭りの日ですよ!
 江澤は雛祭りが、毎年なんだか楽しみでなりません。
Dr.: まさに季節が変わり、寒かった冬が去り、暖かな春がやって来る。そのシンボルみたいな感じもあって、私たちまで華やかな気分に浸ることができます。
An.: 江澤は小さい頃、お雛さまを飾るのが楽しみで。シーズンが近付くと、1年間しまってあった雛人形を箱から出して。
 雛壇をセットすると、女の子らしいお菓子や桃の花そして白酒が準備されて……。
 今でもあの光景は、江澤の頭を離れることがありません(笑)。
Dr.: 江澤さん。みんなあまーいものばっかり、ですね!
 聞いただけで、口の中が甘くなっちゃうような(笑)。
 でもなんとなくほんのりと、その幸せな気分が、伝わって来ます(笑)。
 私のクリニックでは、私の大好きなスヌーピーの雛飾りがありまして(笑)。
An.: 3月3日には、それを飾るんでしょうか?
Dr.: 1年分のゴミやチリを払って、3月になると出番なんです。
 江澤さんの子どもの頃は、やっぱりスヌーピーのお雛さまでしたか(笑)?
An.: 江澤のお雛さまは、フツーのお人形さんでした(笑)。
Dr.: 一番上の段から、お内裏様、3人官女、5人囃子、そして……。
An.: 右大臣に左大臣でした。向かって右が左大臣で年長者、向かって左が右大臣で若年の、いずれも武官ですよね。
Dr.: 左近の桜、右近の橘。そう言われ慣れているように、昔の日本では左側の方が位が高かったんです。
 それで以前の日本では、お内裏様の並び方も、男雛は左つまり向かって右で女雛は右だったんです。
An.: それは、いつ頃までのことでしょうか?
Dr.: 現実に、明治天皇の時代までは左が位が上で、それまでは帝である天皇が左側に、皇后は右側に位置していたんです。
An.: 最近ではそれが逆になったんでしょうか? そう言えば、結婚式の新郎新婦の並び方も現在の男雛・女雛と同じく、男性が右側で女性が左側ですよねぇ。
Dr.: 明治期の文明開化によって、西洋式の並び方が浸透し、大正天皇の即位式からは右側に天皇が、左側に皇后が並ぶようになったんです。今の、お内裏様の並び方ですね。
An.: 地方によっては、内裏雛の並び方は昔ながらの方式に従っているものも、見かけます。
Dr.: ですから日本人形協会では、大正天皇や昭和天皇と同じ内裏雛を「現代式」、と呼んでいます。すなわち男雛が右、つまり向かって左に位置する形式のことです。
An.: それに対して、明治天王以前の形式つまり男雛が向かって右に配置される方式は?
Dr.: 「古式」です(笑)。
An.: 医学と違うところで話題は進行していますけれども、三好先生の本日のお話は、もしかすると味覚の、しかも甘味にまつわる話題なんでしょうか?
Dr.: あれっ江澤さん。座布団が1枚、減ってしまいました(笑)。
An.: まぁ大変! 憧れのハワイ航路が、夢のかなたへと消えてしまいそう(笑)!
Dr.: それは冗談ですが、江澤さん。
 3月3日には、別の意味があります。(笑)江澤さん。私たちのこのラジオ3443通信ですが、3・4・4・3と書いてなんと読むんでしょうね?
An.: 先生、「ミヨシさん」です(笑)。
Dr.: 江澤さん。座布団1枚です。ハワイの夢が、また近くなって来ましたよ(笑)。
An.: うれしいです(笑)。
Dr.: さてそれでは江澤さん。3・4・4・3で「ミヨシさん」ならば、3と3ではどうでしょう。なんと読めば良いんでしょうねぇ?
An.: 先生、判りました。3と3で「ミミ」と読みます。
Dr.: それなら江澤さん。3月3日は、桃の節句以外に、どんな行事の行なわれる日でしょうか?
 私の、職業に関係があります。
An.: 三好先生の職業は、たしかDJつまりディスク・ジョッキーでしたよねぇ(笑)?
Dr.: 実は内職で耳鼻科医も兼業していまして(笑)。そちらの関連なんですけど。
An.: それじゃ先生。次回のOAは、先生の内職関係のお話を楽しみにしています(笑)。
Dr.: 本日も、とっても楽しいお話をありがとうございました。
3月3日は耳の日 3月3日は耳の日

#

前の話 次の話

142話 3・3(みみ)の日とひな祭り(2)

An.: 三好先生、前回は3月3日つまり江澤の大好きな雛祭りの、興味深いお話をいろいろと聞かせて頂きました。
 中でも雛人形の、男雛と女雛の並び方が、結婚式の新郎新婦の並び方に影響していて、並び順が明治以前と大正以降では異なっていたなんて、初めてお聞きしました。
Dr.: 私も調べていて、今までまったく知らなかった新しい知識が身について。とても楽しかったです。
An.: おまけに江澤は、三好先生の本職が、fmいずみのDJつまりディスク・ジョッキーだなんて、ちっとも知りませんでした。
Dr.: いえいえ、今では内職の耳鼻科医の仕事が忙しくって、マイクに向かうのは江澤さんと2人きりのとき、だけですよ(笑)。
An.: 江澤にとって3月3日は雛祭りなんですけど、先生の内職関係では別の意味もあるってお聞きしました。
Dr.: 江澤さん。3月3日のことを私たち耳鼻科医は、「耳の日」と称しています。
An.: 3と3で「ミミ」って読みますから、ね。
Dr.: 耳鼻科医である私たちは、この日をきっかけに、耳の病気についてリスナーの皆さんに知ってもらう、チャンスにしようと考えているんです。
An.: この時期は春の訪れもあり、新しい知識に関心が湧きますし。それに新学期も近いので余計に勉学心に燃え易いかも(笑)。
Dr.: 耳鼻科に関係のある暦ですが、他には鼻の日というのもあるんですけど、江澤さん。何月何日か、お判りですよね?
An.: 「ハナ」の日ですか、先生?
 ・・・・・・あぁ、判りました。それはきっと、8月7日! だって、8=ハで、7=ナ、ですもの。
Dr.: さすがは1を聞いて10を知る江澤さん。大正解です。ただこの「ハナの日」、日本の他の地域ならともかく、私たちの仙台市ではなぜか注目を集めません。
 江澤さん、それはなぜでしょう?
An.: 先生「耳の日」は、3月3日で桃の節句つまり女の子のお祭りに重なっているだけですが、8月7日はそうはいきません。
Dr.: つまり? 江澤さん。
An.: 8月7日は仙台市では、旧暦で行なわれる七夕祭りの真っ最中で、市民はお祭り騒ぎに夢中です。
 なかなか、スギ花粉症や副鼻腔炎など鼻疾患について思いを馳せるのは、難しいかと。
Dr.: そんなわけで私たち耳鼻科医としては、「耳の日」にいちばん一般市民の関心を、耳鼻科領域の病気のお話に、向けてもらい易いんです。
An.: それで毎年3月3日には、「耳の日」についての啓蒙行事が数多く開催されるんですねぇ。
Dr.: 3月3日はそんな意味で「耳の日」であるだけでなく、耳つまり聞こえにご縁のある有名な学者の誕生日でもあるんです。
An.: 先生、それはいったいどなたのことでしょう?
Dr.: 江澤さん。江澤さんは、電話を発明したのが誰か、ご存じですよね?
An.: 先生、それはたしか、トーマス・エジソンです。
Dr.: 江澤さん、それはどうして?
An.: だって、エジソンの歌った「メリーさんのひつじ」って録音が、現存しているって聞きましたし・・・・・・。
 それに「ちびまるこちゃん」の主題歌に、「エジソンは偉い人・・・・・・そんなの常識」って歌われているしぃ(タッタタラリラ♪)。
Dr.:江澤さん。座布団1枚、減っちゃいましたね。ハワイはいずこってことになりそうですよ(笑)。
 トーマス・エジソンは録音機を発明した人で、メリーさんのひつじは最初の蝋管製の録音機に、たしかにエジソン自身の肉声が保存されていますけれども、ね。
An.: 先生、エジソンはメリーさんのひつじを、カラオケ付きで歌ったんでしょうか?
Dr.: カラオケは20世紀の日本で発明されましたから・・・・・・(笑)。
An.: それじゃあ先生。電話を発明したのは、いったいぜんたいどなたなんでしょうか?
Dr.: アレクサンダー・グラハム・ベルという英国のスコットランド生まれの科学者が、1876年に発明しているんです。
An.: ちっとも知りませんでした。
Dr.: 3月3日生まれのベルの発明した電話が、今日これだけ発達した通信情報機器の、すべての先駆けだったんです。
An.: すごいことだったんですね!
Dr.: ただし、グラハム・ベル自身は家族に難聴者が多かったものですから、本当は補聴器を発明しようとして結果的に電話の発明にいたった。
 そう、伝えられています。
 いずれにしても、大発明に違いはありませんから。大反響を呼びまして。
 1892年には、ニューヨークとシカゴの間で、長距離電話回線開通式が行なわれています。
 さてそこで1つ、問題です。
 江澤さん。公開実験での電話による会話の、第1声はなんというセリフだったでしょうか?
An.: 日本語でしたら、江澤にも判ります。
 最初に電話に向かっての呼び声は「もしもし」です。
Dr.: その「もしもし」という言葉は、最初にこの日本で英和辞典ができたときに、「ハロー」という英語のあいさつ言葉の和訳が、「もしもし」つまり「申しあげます」の簡略語だったんです。
An.: じゃあ、もしかすると英語での、世界最初の電話での呼び掛け言葉は「ハロー」だった?
Dr.: それを日本人は、最初の英和辞典の訳語どおりに翻訳して、「もしもし」呼び掛ける習慣ができたんです。
An.: そしてそれが、電話の普及とともに全国に広がったんですね!? お話次回も楽しみです!
世界初!ベルと会話する江澤アナ 世界初!ベルと会話する江澤アナ

#

前の話 次の話