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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

fmいずみ ラジオ3443通信 耳の日(18)

An.:…江澤アナウンサー、Dr.:…三好院長]

fmいずみ ラジオ3443通信 アレルギー調査(4)目次

167 白老町のアレルギー調査

An.:  三好先生前回は、スギ花粉症シーズン直前の緊急対策として、なによりもスギ花粉飛散の開始直前には、予防的治療を受けておくこと。そして花粉症は、そもそも鼻疾患つまり鼻粘膜の病気なので、その専門医である耳鼻科医の診断が望ましい。そう、教えて頂きました。
 それは耳鼻科医不足の地域ならともかく、内科など体の他の部位の専門のお医者さんよりも、病気の起こっている現場である鼻の病態と治療に、耳鼻科医がとても詳しいから、ぜひとも、との説明を受けました。
 江澤は、これまでのOAである程度知ってはいるつもりなんですけど。今年初めて、スギ花粉症になってしまった初心者リスナーのために、花粉症の治療について一言どうぞ。
Dr.:  花粉症はそもそもアレルギー性鼻炎の1種であって、つまり抗原抗体反応なんです。
An.: せ、先生。そ、そのコーゲンなんとかって、江澤にはちょっと専門的すぎっちゃって(笑)。ハテナの世界なんですけれども。
Dr.:  花粉症について言うならば、スギ花粉やダニなどの、アレルギー原因物質のことなんです。
An.:  それじゃあ、もう1つのコータイって、何のことでしょうね(笑)?
Dr.:  人体に入ってきた花粉やダニなどの、原因物質に反応してアレルギーを引き起こす、体内産生物質です。
An.:  もしかすると、その花粉やダニなどの抗原と、体内の抗体とが反応しあってアレルギーの反応が起こるってこと、でしょうか?
Dr.:  さすがは1を聞いて10を知る江澤さん。
 そのアレルギー反応って鼻粘膜の場合、どういう症状になるんでしたっけ?
An.: スギ花粉症の症状なら、江澤でも良く知ってます。
 「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」が特徴で、とっても悲惨な思いをします。
Dr.: 目にも、アレルギー症状が起こるんですけど。目の表面が痒くって、涙がとにかく止まらない。
An.: そうそう、とっても目が痒くなっちゃって・・・・・・。目玉を取り出して洗ってしまいたいような(笑)、それくらい痒いんです。
Dr.:  この鼻と目のアレルギー反応って、江澤さん。どういう意味があるんでしたっけ?
An.: 三好先生。これは人体の、異物に対する防衛反応です。
Dr.:  それは、つまり?
An.: 昔々、生活環境がとても清潔とは言えない状況に人間が生きていた頃、人体に対する異物の代表はウィルスやバイ菌などでした。
 くしゃみ・鼻みず・鼻づまりは、それら有害な異物が人体内に入り込まないようにするための、合理的な防御機構だったんです。
Dr.:  そう言えばカゼのときにも、同じようなくしゃみ・鼻みず・鼻づまりが見られますけれど、あれはウィルスやバイ菌に対する防衛なんですね!
An.: ところが、現代を生きる人間たちの住環境は、近年では清潔になってしまって、ウィルスやバイ菌たちよりも、スギ花粉やダニなどが増加しています。
Dr.:  そうすると、人体はウィルスやバイ菌に対する正常な防衛反応のつもりで、花粉やダニに対してもくしゃみ・鼻みず・鼻づまりを発生してしまう(笑)。
An.: 悪気はないんだけれども。人体が頑張って花粉やダニに対する、いわば過剰な防衛反応を行なっている状況(笑)。
Dr.:  それがあまりにオーバーだと、逆に人間がツライ思いをしてしまう。それがスギ花粉症などの、アレルギー性鼻炎の本態なんです。
An.:  本来ならば、正当防衛の鼻粘膜の対応が、過剰防衛をしてしまったので、むしろ逮捕されちゃいかねない(笑)、ほどの悪影響を及ぼしているわけですね。
Dr.:  ですからまぎれもなく、スギ花粉症やアレルギー性鼻炎は鼻粘膜に病気の現場があります。
An.:  それでしたら、治療の現場も鼻粘膜が中心となるはずで、やっぱり耳鼻科専門医での治療が、最重要ですよね(笑)。
Dr.:  ですからスギ花粉症の治療は、第一に花粉を吸い込まないようにすること、第二に花粉シーズン前からあらかじめ過敏反応を抑制する内服を活用すること、第三に病気の現場である鼻粘膜の治療を徹底しておくこと、が肝心です。
An.:  まず、花粉を吸い込まないためには?
Dr.:  スギ花粉情報が充実していますから、花粉の多い地域と時間帯は用心して避けるようにします。マスクやゴーグルをうまく利用して、鼻粘膜を保護します。マスクは、空気の漏れが少ないものが理想的です。
An.:  内服薬は、どんなタイプが?
Dr.:  スギ花粉症の症状が発生してから、それを治療するタイプの内服と、予防として役立つタイプとがありますから。
An.:  予防できるタイプのお薬を・・・・・・。
Dr.:  花粉飛散の2週間前から、内服する必要があります。
An.:  一番重要な、耳鼻科専門医での治療ですけれども。これはどのような治療が?
Dr.:  反応の発生している現場の、鼻粘膜そのものに対する治療ですが、私は現在痛みの少ない薬剤を鼻粘膜それ自体に塗布してやって、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりの過敏反応を抑制する、外来手術を実施しています。
An.:  それって・・・・・・、痛くはないんでしょうか(笑)?
Dr.:  痛み止めの麻酔薬を鼻粘膜に十分にしみ込ませて、それからの手術ですので(笑)。痛みに過敏な方は、それはおられますけれども・・・・・・、江澤さんなら大丈夫ですっ(笑)!
An.:  その手術はシーズンに入ってからでも、役立ちますか?
Dr.:  それなりの工夫を心がけていますので、実施可能ですし、効果は高いと思います。
An.:  それで江澤も安心しました。リスナーの皆さんも、ほっとしてくださったかも・・・・・・。
簡単にできる外科的治療 簡単にできる外科的治療

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