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第富士総合火力演習レポ2

 前回に引き続き、2015年8月19日(水)から21日(金)にかけて、院長がかつてオピニオンリーダーを務めた陸上自衛隊。その日本最大の公開訓練展示である富士総合火力演習(通称 総火演)レポートの続きをご紹介します。

●8月20日(木)天候 曇り時々雨のち晴れ

 バスに乗り込み出発。目的地は総火演が行われる東富士演習場です。会場に近づくとバスの中にも関わらず外から轟音が響いてきました(爆薬による演出か砲弾の着弾音でしょうか)。
 雨が少し降る中、会場の席に着き演習開始の10時までひたすら座って待機します。

演習開始

 演習開始のアナウンスが流れましたが、天候不順のため音楽隊の演奏や航空爆撃、ヘリからの隊員降下がなくなり残念でした。
 まず初めに、特科砲(砲兵隊)による自走榴弾砲の砲撃が始まりました(図1)。生まれて初めて生で聞く砲撃音はスゴイ! の一言。空気が震えました。
 次に榴弾砲や迫撃砲の射撃(図2)、衝撃波による地雷の処理(図3)、さらに対戦車部隊による87式対戦車誘導弾、中距離多目的誘導弾の射撃。普通化部隊による軽装甲機動車の01式軽対戦車誘導弾の射撃、87式偵察警戒車(図4)に搭載している重機関銃と、搭乗していた隊員による小銃射撃。89式装甲戦闘車(図5)の35㎜機関砲による射撃が行われました。

(図1)99式自走155㎜榴弾砲 (図1)99式自走155㎜榴弾砲

(図2)爆発のタイミングを調整して富士山の形に (図2)爆発のタイミングを調整して富士山の形に

(図3)衝撃波で地雷を処理します (図3)衝撃波で地雷を処理します

(図4)敵陣を探る87式偵察警戒車 (図4)敵陣を探る87式偵察警戒車

(図5)歩兵を運ぶ89式装甲戦闘車 (図5)歩兵を運ぶ89式装甲戦闘車

 空では、対戦車ヘリAH‐1S通称「コブラ」(図6)による対戦車ミサイルの発射と、その後継機である戦闘ヘリAH‐64D通称「アパッチ」(図7)による30㎜チェーンガン射撃が披露されました。
 以前に、イラク戦争の時にアメリカ軍のアパッチが民間人に向けて発砲した事件がありましたが、間近でみる戦闘ヘリの火力に思わず身震いしました。

(図6)AH-1S対戦車ヘリコプター (図6)AH-1S対戦車ヘリコプター

(図7)AH-64D戦闘ヘリコプター (図7)AH-64D戦闘ヘリコプター

 さて、ここで演習の主役と言える戦車の登場です!
 富士教導団所属の74式(図8)、90式、10式(図9)の各戦車による続けざまの砲撃。すごすぎる・・・・・・。地響き、衝撃、爆風、熱、空気の震え、砲撃音の響きなど、身体にジンジン痺れるや、もう本当にすごすぎます。砲撃している様子は、もはやカッコイイというよりも怖いです。
 後半は、全ての兵器が登場し、島嶼の奪還というシチュエーションで行う演習です。刻々と変化する状況にあわせて、様々な部隊が次々と動き回っていました(図10)。

(図8)映画ゴジラなどでおなじみの74式戦車 (図8)映画ゴジラなどでおなじみの74式戦車

(図9)最新の10式戦車 (図9)最新の10式戦車

(図10)ヘリの編隊飛行 (図10)ヘリの編隊飛行

夜の火力演習

 今回のもう一つの目玉が夜間演習です。昼間に行う演習に比べ、曳光弾(光を発する弾)による軌跡がとても綺麗です(図11)。
 演習が開始されるとサーチライトや照明弾で目標が照らし出されるや(図12)、装甲戦闘車や戦車による一斉砲撃が行われました。弾の飛んでく筋がハッキリと見え、まるでビームでも撃っているように見えました(図13)。

(図11)曳光弾による砲撃 (図11)曳光弾による砲撃

(図12)暗闇を照らす照明弾 (図12)暗闇を照らす照明弾

(図13)戦車による一斉射撃 (図13)戦車による一斉射撃

演習に参加して

 生まれて初めて参加した総火演で、夜間演習も見られるとは思ってもいませんでした! そして武器や兵器の実弾の恐ろしさや怖さを頭だけではなく、体でも体感する事ができました。特に砲撃の轟音がすさまじく、しばらく耳が痛くなってしまいました。
 今までも様々な映画やドキュメンタリー、戦争を体験した方の話などを聞き、そして今回の総火演で実際の兵器の威力を目の当たりにし、絶対に戦争は起こしてはいけないのだと思いました。そして、日々国を守っている自衛隊の方々には、感謝の気持ちで一杯になりました。
 貴重な機会を頂きまして、ありがとうございました。