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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

fmいずみ ラジオ3443通信 ピアス1

An.:…江澤アナウンサー、Dr.:…三好院長]

fmいずみ ラジオ3443通信 ピアス(1)目次

183 世界のピアス事情

An.:  あけましておめでとうございます。三好先生。
 月日の過ぎるのは早いもので、また新年を迎えることになってしまいました。
Dr.:  江澤さんもいつにも増してフレッシュな装いで、新年はやはり良いものですね(笑)。
An.: 新年にふさわしい話題ということで、先生に江澤からお願いがあるんですけれども・・・・・・(笑)。
Dr.:  江澤さんのおねだりには、私はとっても弱いものですから。
 それは一体何でしょう?
 少し恐いような気もします。
An.:  このシーズンつまり新年や、昔なら「成人の日」、そして卒業式を迎える早春の日々に、とっても増加するファッションがあるんですけれども・・・・・・。三好先生はご存じでしょうか(笑)?
Dr.:  江澤さん。それはもしかすると、「耳の日」つまり3月3日に関連する話題ではありませんか(笑)?
An.: 先生、そうです、その通りです。
若き青春の日々真っ只中の、うら若き女性に多い話題なのかも知れませんが・・・・・・。
Dr.:  江澤さん。それはきっとピアス、それも耳たぶに装着する、あの可愛らしいピアスのことじゃありませんか?
An.: 三好先生。本日は特別に江澤から先生に、座布団を1枚進呈させて頂きます(笑)。
Dr.: これを10枚ためることができたら、憧れのハワイ航路が待っているんですね(笑)。すばらしい!
An.: 三好先生。ピアスって、今ではとってもおしゃれな、可愛らしい装飾として、とくに女性の間に定着したような雰囲気もあります。でも、ちょっと前まではいかにも好奇の目で見られる、特別のおしゃれみたいな空気を感じた覚えがあります。
 先生、やっぱりピアスって、人生の一時期のそれも熱に浮かされるような、一過性であんまり真面目じゃない耳飾りに過ぎないんでしょうか?
Dr.:  江澤さん。ピアスってホントに、一時期で一過性の日本では奇妙な、ただのおしゃれなんでしょうか?
An.: と言いますと、先生?
Dr.:  江澤さん、ここに鎌倉の大仏様の写真があります。
An.: 昔から、日本人の敬虔な信仰の対象となっていた、有名な仏様ですよね?
Dr.:  この写真を、良く見て頂きたいんですけれども・・・・・・、大仏様の耳たぶのところ。
An.: せ、先生。大仏様の耳たぶにピアスの穴が開いてますよ!
Dr.:  鎌倉の大仏以外にも、法隆寺の九面観音など、日本の古い仏像で、耳たぶにピアスを装着しているものが散見されます。
 こうした仏像が、その時代の日本人のあこがれのファッションを、示唆しているとしたら・・・・・・?
An.: もしかするとピアスは、古代の日本ではむしろ、正式のおしゃれとして当たり前のことだったのかも、知れませんね?
Dr.:  それは半分推測なんですけれど、日本以外の国では今でも子どもが生まれると、ことに女の子では生後数ヶ月のうちにピアスを装着する習慣があります。
An.:  そうなんですか!?
Dr.:  私も現在のクリニックで、つまり日本でという意味ですけれども。
 在日フィリピン人の生後数ケ月の女の子の耳たぶに、ファースト・ピアスを着けてやったことがありますし。
An.:  ホントに赤ちゃんのうちに、そんなことをする習慣があるんですねぇ!
Dr.:  122回の0Aでお話しした、JICAのプロジェクトのとき・・・・・・。
An.:  ブラジル北東部のフォルタレーザ地域で行なわれた、「光のプロジェクト」という名前の、すばらしい医学協力でしたね!
Dr.:  そのプロジェクトに関連していた日本人が、ブラジル女性と結婚したんですけれども。
An.:  ステキ! そんな情熱的な男性が、この日本にもいたんですね(笑)。
Dr.:  そのカップルに女の子が生まれまして、まだ2歳にならない頃、日本人である父親がまったく知らないうちに、小さな女の子の耳たぶにすでにピアスが装着されているのを発見(笑)。
An.:  発見したんですね。まさに異文化体験だった(笑)!?
Dr.:  この男性は、後に東海大学の教授になった小貫さんという人だったんですけれど。
 エリゼッチという名の、最愛の奥さんに向かってびっくりしたまま、「これ、いつ着けたの?」って聞いていました(笑)。
An.:  その瞬間に三好先生は立ち合った(笑)。
Dr.:  さらに話は変わるんですけれども。
 私たちが、中国の各地でアレルギーの調査に取り組んでいる際、各地で小中学生の健診をするんですけど。
An.:  学校健診ですから、学校で実施するんですよね?
Dr.:  その学校に通っている小学生や、たまたまその傍にいた3歳くらいの小さな女の子の耳たぶに、なんと光り輝くピアスが装着されているのです。
An.:  光り輝くピアス・・・・・・。江澤は想像できません(笑)。
Dr.:  こうして、フィリピンの乳児の例、ブラジルの2歳の女の子の例、そして中国の小学生や3歳くらいの女の子の例、などを見比べますと。
An.:  ピアスを装着するのは、少なくとも流行の1種ではなさそうですね。
Dr.:  あるいはこの日本でも、かなり昔は小さな頃からピアスをする習慣があったのかも知れません。
An.:  とくに、女の子が小さなうちから耳たぶにピアスを装着するのは? 次回は謎解きです。
ピアスホールのある鎌倉大仏  ピアスホールのある鎌倉大仏
真中が2歳でピアス装着した女の子(成田空港にて)  真中が2歳でピアス装着した女の子(成田空港にて)

大仏様は青春の真っ只中 大仏様は青春の真っ只中


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