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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

日中禅文化交流協会 主催 大禅藝術世界巡回賞展レポート ~禅文化の世界へ~

●はじめに

 2017年6月1日(木)~9日(金)、東京・文京区の日中友好会館にて、日中禅文化交流協会会長の大谷哲夫様(東北福祉大学学長)が主催する、禅文化の芸術展覧会「大墨開元・同息文明~大禅藝術世界巡回賞展~」が開催されました。

●禅語「柳緑花紅」

(図1)

 院長は、宋時代の詩人である蘓軾(図1)の禅語「花は紅 柳は緑(自然のままで美しくあること)」を座右の銘にしております。  今回の展覧会は、この禅語の意味を理解するまたとない機会となりました。

●現代詩書画僧・釈大禅氏

 「大墨開元・同息文明~大禅藝術世界巡回賞展~」は、中国の現代詩書画僧である釈大禅氏の手がけた書画の展覧会です。  釈大禅氏は、禅の修行によって自身の知識や品性を磨き、そこから得た成果を芸術作品に反映するという独特の手法で禅の世界を表現しています。  釈大禅氏の法名は普生、号は紫松軒主です。  幼少時から書画を勉強され、中国の安徽省にある中国4大仏教名山の1つ九華山にて悟りを開き、道理を会得し僧侶になられました。  その後、世界遺産である山西省五台県の霊山・五台山に自身の足で赴き、その旅路を詩吟にしたことで禅仏教の芸術の道に入られたそうです。

●日中両国の禅文化交流

 展示されている実際の書画を拝見し、その墨の濃淡や筆の強弱の絶妙さ、繊細でとても美しい色合い、しかし華やかさや優しさだけでなく、力強さをも表現しているようにも感じられ、目と心を奪われるほど魅了されました(P.16参照)。  そこに広がる世界観は、かつて道元禅師が中国から日本へと伝えた禅文化・禅仏教を、現代の私たちが中国人とともに尊重し大事に継承してきたという、国を跨いだ強い絆が映し出されているようでもありました。  それは自然のままで美しい絆のようでもあり、まさに「花は紅柳は緑」を感じられたように思います。  今回の禅の展覧会を通じて、長い歴史を持つ禅文化について更に理解が深まりました。また、展覧会を鑑賞した後には心が洗われたような気分になり、日中両国の文化芸術交流の意義や大切さを改めて実感することにもなりました。 このような素晴らしい機会を頂きまして感謝申し上げます。  皆様も一度、芸術を通じて禅の世界をご覧になってはいかがでしょうか?(図2)

(図2)