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2020年4月号(No.302)

01

3・3(みみ)の日とひな祭り

●An.江澤アナウンサー●Dr.三好院長

●An.私たちの「江澤・三好丸」という船はマルコ・ポーロを乗せて、ベネチアから800年前の元の都へと出発し、コバルトブルーのマルマラ海へと、進路を取ったところです。前回マルマラ海の「マルマラ」という語は「マーブル」、すなわち大理石に語源があり、大理石を産出する島がここにあるからだと、うかがいました。そういえば先生。英国の紅茶に使用される茶器ですが、真っ白い陶磁器に見事なコバルトブルーの色彩が施されています。まさか陶磁器のコバルトブルーと、マルマラ海との間に何か不思議なご縁が潜んでいる、なんてことありませんよね(笑)?

●Dr.さすが第六感の江澤さん。紅茶の茶器をコバルトブルーの色に染めるコバルト顔料、つまり絵の具はイランに、その材料があったんです。

●An.それじゃ、そのコバルト顔料と中国の陶磁器の出合いが、紅茶の茶道具として結実した!?

●Dr.結論を先に言わないでください(笑)。マルコ・ポーロと私たちの「江澤・三好丸」は今、マルマラ海を航海中です(笑)。

●An.そうでした先生。私たちは、コバルトブルーの海を満喫しながら、一路黒海へと向かっています(笑)。

●Dr.マルマラ海からトルコのイスタンブールを眺めつつ、私たちの船はボスポラス海峡を横切ります。ところで江澤さん、突然ですがヨーロッパ最大の都市って、どこかご存じですか?

●An.そりゃ先生。花の都・パリか、霧の都・ロンドンじゃないでしょうか?

●Dr.座布団1枚、減っちゃいましたね(笑)。ロンドンは人口755万人で、世界で15番目の都市です※。パリは残念ながら、人口220万人※で、世界的にはかなり小さな都市となります。ヨーロッパ最大の都市はイスタンブールなんです。

●An.イスタンブールがヨーロッパ最大!? 意外でした。それじゃ、マルコ・ポーロと私たちの「江澤・三好丸」は、たった今、ヨーロッパ最大の都市の目の前を横切りつつあるんですねぇ。

●Dr.このイスタンブールは12世紀、十字軍が対イスラム教徒の戦いのために東方に派遣された時代は「コンスタンチノープル」の名前で知られていました。

●An.聞いたことがあります。

●Dr.当時のイスタンブールは、イランなどイスラムの世界と隣接していて、その文化の影響を強く受けていました。先にご説明しましたが、コバルトブルーの色に染めるコバルト顔料はイランに存在しました。

●An.イスタンブールにも、コバルト顔料は存在したんですね?

●Dr.ですから、イスタンブールのコバルト顔料がいかにして、景徳鎮や宜興の陶磁器のデザインに使用されるようになったのか、が謎なんです。

●An.先生もしかしたら、私たちの「江澤・三好丸」は、その謎を解明するために航海しているんじゃありませんか?

●Dr.その謎を解き明かすために、私たちは元の首都へと向かっています。お話の続きを、胸をときめかせて待っていてください。

●An.先生、「ミヨシさん」です(笑)。

02

気になる不安・疑問を専門医で解決 めまいQ&A

Q 「メニエール病」「突発性難聴」について教えてください。

A めまいを起こす病気の一つとして有名な「メニエール病」は内耳の神経に水ぶくれが起こり、音を感じるかたつむり管や、めまいを感知する耳石器、三半規管の神経の機能が悪化する病気です。音を感じるかたつむり管の機能が悪くなることで音がひずみ、聞こえ自体が悪化。耳の聞こえの神経の異常放電によって耳鳴りも起こります。また耳石器や三半規管の機能障害によって発作の途中には「ぐるぐる回る」めまいが、発作と発作の間には「ふらふらする」不安定なめまいが続き、その間ずっと吐き気もします。一方「突発性難聴」はある日、ある瞬間に急に耳の聞こえが落ちて耳鳴りがして「ぐるぐる」や「ふらふら」などのいろいろなめまいが起きる病気です。メニエール病と違って繰り返すことはありませんが、症状が起きてから1週間以内、遅くとも10日以内に治療を受けないと、聞こえは99%戻りません。原因不明の突発性難聴の背景には脳腫瘍が潜んでいる場合もあります。耳が変だなと思ったらすぐ“めまい専門会員(めまい専門医)”を受診してください。

※めまい専門会員はめまい学会ホームページで確認できます

 URL:http://www.memai.jp/ (日本めまい平衡医学会ホームページ)

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