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みみ、はな、のどの変なとき

35 真珠腫性中耳炎

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慢性中⽿炎の⼀種で、⽿の⾻を破壊し病変が奥へ⾷い込んで⾏くタイプのものです。ご存じのように⽿やその周辺には、脳を始め⼤切な器官が密在しています。そのため、このタイプの中⽿炎が進⾏し⾻の破壊が⽣じると、隣接する重要な器官に悪影響を⽣じます。

例えば、⽿だれがかなり以前からあったのに放置した。そしたら、⾵邪をひいたある⽇突然⽿から⾎が出てひどいめまいがする。おまけに⽚⽅の顔が曲がってしまい、⽬や⼝が閉じなくなった(顔を動かしている神経神経がダメージを負った状態で、顔⾯神経⿇痺と⾔います)。そんなときには、真珠腫性中⽿炎が急激に悪化して(急性増悪と称します)、内⽿を侵したものと想像されます。抗⽣物質の⼿に⼊らなかった昔なら、とっくに頭をやられ髄膜炎になっていた、いわばそういう事態です。

こうならないように真珠腫性中⽿炎の⽅では、⽿の変な状態が⻑引くなら⽿⿐科医の管理を受けておいてください。もちろん、悪化のきざしが⾒られたら、直ちに主治医にご報告頂かねばなりません。

なお真珠腫性中⽿炎では、そのほとんどが治療の為に⼿術を必要とします。また、病変が中⽿腔のすみずみまで充満していたりするときには、複数回の⼿術となることがあります。こんな場合初回の⼿術で病変を除去し、⼆回⽬以降の⼿術で病変の除去を確認。そして聴⼒改善の処置を⾏なう、⼆段階式⼿術法の選択されることもあります。

 

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