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みみ、はな、のどの変なとき

97 ソムノプラスティ

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いびきに対する⼿術の新しい⼿法として現在注⽬されているのは、ソムノプラスティと呼ばれる⾼周波療法です。

この治療法では、腫れて狭くなっている⿐やのどの、粘膜表⾯ではなくその奥の肥厚している組織に端⼦の先端を挿⼊し、熱を加えて破壊します。すると時間の経過と共に破壊された組織は脱落しますから、腫れていた⿐やのどの粘膜が⾃然に縮⼩して⾏きます。

その結果、狭くなっていた⿐やのどの空気の通り道(気道)が拡がり、いびき・睡眠時無呼吸症候群が軽くなる訳です。
 しかも⼿術に際して粘膜表⾯を傷付けませんから、術後にかさぶたの付着することも少なく、それだけ気道が⼗分に確保できることとなります。
 このソムノプラスティが注⽬されているのは、特に他の治療法では効果の上がりにくい⾆根部の気道閉塞にかなり有効と考えられることです。

私のクリニックでは全国に先駆けてソムノプラスティを導⼊し、現在いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療に活⽤しています。現時点までの私の感想ですが、この⼿術法は出⾎が無く痛みもほとんど無く、しかも肥厚した組織がきれいに収縮しますので、将来のいびき・睡眠時無呼吸症候群治療に不可⽋の存在となるのではなかろうかと、考えています。

 

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