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2021年12月(No.322

 

耳のお話シリーズ②
ラジオ3443通信「3・3(みみ)の日とひな祭り②」

図01

 

ラジオ3443通信は、2010年から毎週火曜10:20~fmいずみ797「be A-live」内で放送されたラジオ番組です。
 ここでは2014年2月18日OAされた、耳鼻咽喉科にまつわる病気の話題を分かりやすく、歴史や時には意外な観点からの話題を交えてご紹介いたします。

142 3・3(みみ)に日とひな祭り②

An:
 三好先生、前回は3月3日つまり江澤の大好きな雛祭りの、興味深いお話をいろいろと聞かせて頂きました。
 中でも雛人形の、男雛と女雛の並び方が、結婚式の新郎新婦の並び方に影響していて、並び順が明治以前と大正以降では異なっていたなんて、初めてお聞きしました。

Dr:
 私も調べていて、今までまったく知らなかった新しい知識が身について。とても楽しかったです。

An:
 おまけに江澤は、三好先生の本職が、fmいずみのDJつまりディスク・ジョッキーだなんて、ちっとも知りませんでした。

Dr:
 いえいえ、今では副業の耳鼻科医の仕事が忙しくって、マイクの向かうのは江澤さんと2人きりのとき、だけですよ(笑)。

An:
 江澤にとって3月3日は雛祭りなんですけど、先生の副業関係では別の意味もあるってお聞きしました。

Dr:
 江澤さん。3月3日のことを私たち耳鼻科医は、「耳の日」と称しています。

An:
 3と3で「ミミ」って読みますから、ね。

Dr:
 耳鼻科医である私たちは、この日をきっかけに、耳の病気についてリスナーの皆さんに知ってもらう、チャンスにしようと考えているんです。

An:
 この時期は春の訪れもあり、新しい知識に関心が湧きますし。それに新学期も近いので余計に勉学心に燃え易いかも(笑)。

Dr: 
 耳鼻科に関係のある暦ですが、他には鼻の日というのもあるんですけど、江澤さん。何月何日か、お判りですよね?

An:
 「ハナ」の日ですか、先生?
 ・・・・・・あぁ、判りました。それはきっと、8月7日! だって、8=ハで、7=ナ、ですもの。

Dr:
 さすがは1を聞いて10を知る江澤さん。大正解です。ただこの「ハナの日」、日本の他の地域ならともかく、私たちの仙台市ではなぜか注目を集めません。
 江澤さん、それはなぜでしょう?

An:
 先生「耳の日」は、3月3日で桃の節句つまり女の子のお祭りに重なっているだけですが、8月7日はそうはいきません。

Dr:
 つまり? 江澤さん。

An:
 8月7日は仙台市では、旧暦で行なわれる七夕祭りの真っ最中で、市民はお祭り騒ぎに夢中です。
 なかなか、スギ花粉症や副鼻腔炎など鼻疾患について思いを馳せるのは、難しいかと。

Dr:
 そんなわけで私たち耳鼻科医としては、「耳の日」にいちばん一般市民の関心を、耳鼻科領域の病気のお話に、向けてもらい易いんです。

An:
 それで毎年3月3日には、「耳の日」についての啓蒙行事が数多く開催されるんですねぇ。

Dr:
 3月3日はそんな意味で「耳の日」であるだけでなく、耳つまり聞こえにご縁のある有名な学者の誕生日でもあるんです。

An:
 先生、それはいったいどなたのことでしょう?

Dr:
 江澤さん。江澤さんは、電話を発明したのが誰か、ご存じですよね?

An:
 先生、それはたしか、トーマス・エジソンです。

Dr:
 江澤さん、それはどうして?

An:
 だって、エジソンの歌った「メリーさんのひつじ」って録音が、現存しているって聞きましたし・・・・・・。
 それに「ちびまるこちゃん」の主題歌に、「エジソンは偉い人・・・・・・そんなの常識」って歌われているしぃ。(タッタタラリラ )

Dr:
 江澤さん。座布団1枚、減っちゃいましたね。ハワイはいずこってことになりそうですよ(笑)。
 トーマス・エジソンは録音機を発明した人で、メリーさんのひつじは最初の蝋管製の録音機に、たしかにエジソン自身の肉声が保存されていますけれども、ね。

An:
 先生、エジソンはメリーさんのひつじを、カラオケ付きで歌ったんでしょうか?

Dr:
 カラオケは20世紀の日本で発明されましたから・・・・・・(笑)。

An:
 それじゃあ先生。電話を発明したのは、いったいぜんたいどなたなんでしょうか?

Dr:
 アレクサンダー・グラハム・ベルという英国のスコットランド生まれの科学者が、1876年に発明しているんです。

An:
 ちっとも知りませんでした。

Dr:
 ベルの発明した電話が、今日(こんにち)これだけ発達した通信情報機器の、すべての先駆けだったんです。

An:
 すごいことだったんですね!

Dr:
 ただし、グラハム・ベル自身は家族に難聴者が多かったものですから、本当は補聴器を発明しようとして結果的に電話の発明にいたった。 そう、伝えられています。
 いずれにしても、大発明に違いはありませんから大反響を呼びまして、1892年にはニューヨークとシカゴの間で、長距離電話回線開通式が行なわれています。

さてそこで1つ、問題です。
 江澤さん。公開実験での電話による会話の、第1声はなんというセリフだったでしょうか?

An:
 日本語でしたら、江澤にも判ります。
 最初に電話に向かっての呼び声は「もしもし」です。

Dr:
 その「もしもし」という言葉は、最初にこの日本で英和辞典ができたときに、「ハロー」という英語のあいさつ言葉の和訳が、「もしもし」つまり「申しあげます」の簡略語だったんです。

An:
 じゃもしかすると英語での、世界最初の電話での呼び掛け言葉は「ハロー」だった?

Dr:
 それを日本人は、最初の英和辞典の訳語とおりに翻訳して、「もしもし」呼び掛ける習慣ができたんです。

An:
 そしてそれが、電話の普及とともに全国に広がったんですね!? お話次回も楽しみです!

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