3443通信3443 News

2022年6月(No.328)

3443世界写真展⑭
広報誌を彩る表紙特集6
~季節の花アジサイ~

当院の広報誌3443通信では、2009年1月発刊号より世界のあちこちで撮影してきた絶景写真を表紙に掲載してきました。
 今回の6月号は、この季節の花であるアジサイについてご紹介します。

深緑に映える「みちのくあじさい園」の紫陽花(一関市)(2021年8月号掲載)

図01 2021年08月 No.318 深緑に映える「みちのくあじさい園」の紫陽花(一関市)(2021年7月16日 院長撮影)

岩手県一関市にある「みちのくあじさい園」には、400種・40,000株の紫陽花が植生しています。どこか儚くも妖しい雰囲気を放つ紫陽花と、山林の原風景とが合わさり、ミステリー小説の世界に入り込んだかのような気分になります。
(2021年7月16日、撮影)

園内には、他にも様々な種類の紫陽花が目を楽しませてくれますが、その一部をご紹介します。

図02 L1020603のコピー

図03 L1020609のコピー

ポピュラーな西洋アジサイです。
 色合いは様々で、青色やピンク、薄紫色と変化することから別名「七変化」と呼ばれているそうです。花弁の色が変化する理由は、植えられた土中のアルミニウム含有量によって、紫陽花に含まれる色素「アントシアニン」が変化するためです。この色素はブルーベリーやナスなどに多く含まれており、視力・視覚機能の改善や眼精疲労の予防といった効果があります。

図04 L1020662のコピー

こちらは幻の紫陽花と呼ばれた「七段下(しちだんか)」です。
 ドイツの博物学者シーボルトが発見して以来、130年ぶりに六甲山中で見つかったのだそうです。

図05 L1020597のコピー

こちらも知っている方が多い紫陽花「ガクアジサイ」です。
 実は紫陽花という花は、日本原産のガクアジサイが原種であり、それがヨーロッパで品種改良されたものが西洋アジサイとして世界に広まり、いまではアジサイと言えばこの西洋アジサイを指す言葉として認知されるようになりました。

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