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2022年8月(No.330)

 

水彩画と随筆33

絵・文 渡邉 建介
院長 三好 彰


はじめに
 私の従弟である渡邉建介先生より、著書「水彩画と随筆」を拝受しました。渡邉先生は2011年に大学を退職後、その記念として描きためた水彩画をまとめた1冊目の画集を出版されました。
 渡邉先生は、生涯を通じて水彩画を描き続けると決心し、2冊、3冊と版を重ねられて2019年に4冊目の発行と相成りました。
 ご自身が訪れた世界各地の風景を、彩り豊かな水彩を用いて情感あふれる作品に仕上げられています。
 本誌では、渡邉先生の珠玉の作品の数々をシリーズでご紹介いたします。

P.39 図のみ

作品名「アヴィニヨン1」

「アヴィニヨンの橋の上で踊ろよ、踊ろよーー」という歌で世界に知られる街である。法王庁がやってきたのを浮かれ騒いだ中世の民衆の歌である。
 ローヌ川岸にたたずむこの町は世界遺産に登録されている法王庁宮殿をはじめ数々の歴史的建物が集合している。対岸の町ヴィルヌーブ・レザヴィニョンから眺めると、緑に囲まれた美しいアヴィニヨンの全景が目の前に広がって見える。

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