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2022年9月(No.331)

 

世界自然遺産「白神山地」に行って来ました

院長 三好 彰


日本初の世界自然遺産「白神山地」と「十二湖」
 青森県と秋田県にまたがる山岳地帯。
 世界最大級のブナの原生林が広がる白神山地は、手つかずの自然がいまなお残された立ち入り制限のある核心地域(中心部)と、周囲の緩衝地域から成っています。
 景色を楽しむには、しっかりと装備を整えて臨む登山コース(2時間~8時間)と、気軽に楽しめる散策コース(1~4時間)のいずれかを利用することになります。
 人の入らない神聖な森の雰囲気は、宮崎駿監督のアニメ作品『もののけ姫』のモデルになったとも言われています。

【白神山地ビジターセンター 散策・登山コース案内】
 URL:http://www.shirakami-visitor.jp/course.html

 その白神山地の西側には神秘の湖水・十二湖があります(図1)。
 江戸時代(1740年)の大地震によって地盤が陥没し、堰き止められた川の水が溜まって出来た33個の湖沼群です。その傍にある崩山と呼ばれる山の中腹(大崩)から見ると、森の中に沈む十二個の湖が見えることから十二湖と名付けられたそうです。
 今回はその内、観覧できたいくつかの湖をご紹介します。

図01
 図1


王池西湖(図2)
 西湖と東湖の二つからなる湖で、その中央に突き出た半島部分に駐車場があります。散策路は湖の北側を周遊する形で整備されており、十二湖の中でもっとも手軽に散策できるそうです。

図02 王池西湖
 図2


越口の池(図3)
 王池西湖の東隣にある越口の池は、やや緑がかった色をしています。秋になれば周囲の樹木は紅葉に染まり一際美しい景観が望めます。
 またこの池ではニジマスの養殖が行われているそうです。

図03 越口の池
 図3


落口の池(図4)
 面積27,200m2の落口の池(おちくちのいけ)は、十二湖では8番目に大きい池です。名前の由来は上流の沸壺の池からの流水の落ち口にあたることから名付けられました。この池を眺められる場所には茶室『十二湖庵』があり、景観を眺めながらの一服は格別ではないでしょうか。

図04 落口の池
 図4


晴天の日本海(図5)
 日本海沿岸を走る国道101号線。秋田県から青森県に入ってすぐの道中にある食事処『福寿草』の駐車場から見た日本海の光景です。荒々しい日本海のイメージとは違い、今日は波も穏やかで空も晴れ晴れとして絶好のドライブ日和でした。

図05
 図5

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