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2022年10月(No.332)

 

会津の風景
~お座トロ列車で行く南会津~

図01
図1 大川ダムのある若郷湖
(2011年11月5日 院長撮影)


観光特別列車「お座トロ列車」
 ローカル鉄道を観光名所にしてしまおう。
 そんな面白い列車が、福島県の会津鉄道が運営するお座トロ列車です。
3種類の座席で楽しむ
 お座トロ列車とは2両編成のローカル鉄道で、お座敷・トロッコ・展望席の3種類の座席から車窓を楽しめるようになっています。
 主に5月のグリーンシーズン、お盆、秋の紅葉シーズンには平日運航し、それ以外は週末や祝日のみ運行の予約列車です。
 会津田島駅から北行し会津若松駅までの区間を、約1時間30分かけて走破します。
 途中、陸橋の上などの景勝地では停車してくれるなどのサービスも行なっており、普段ならただ通過してしまう景色をじっくりと見て味わうことが出来ます。

図02
図2 1両目の先頭は展望席、開放部分がトロッコ席、2両目はこたつ完備のお座敷席です
(会津田島駅にて)

図03
図3 展望席から見る軌道
(会津田島駅付近)

図04
図4 鉄橋から見る阿賀川

図05 お座トロ列車の路線図と撮影地点
図5 お座トロ列車の路線図と撮影地点

図 チケット半券
図6 乗車券とは別のチケット

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図7 列車の概要

 

~妖精の里にある神秘の沼・奥会津の沼沢湖~

図03
(2022年9月16日 院長撮影)

福島県の奥会津地方には、かつて伝説の沼御膳(ぬまごぜん)と呼ばれた大蛇の棲んだと言われる神秘の湖があります。
 それが、新潟県との県境に近い金山町にある沼沢湖です。
 二重の外輪山に囲まれた二重カルデラの中心にあり、穏やかな湖面の広がる神秘の沼とも呼ばれており、近隣には妖精にまつわる作品が世界中から集まる妖精美術館が建てられています。

 妖精と言うと小さくて美しい女性というイメージがありますが、同時に人を惑わす妖怪とも言われており、伝説の大蛇もそのくくりに入ることから妖精の里と呼ばれているとか。
 あいにく妖精とは出会えませんでしたが、静かで穏やかな湖面を見ていると、そんな摩訶不思議な存在が現れるような……気分にさせられました。

図04
沼沢湖の穏やかな湖面

【福島・金山町】 沼沢湖・撮影地
金山町の東にある沼沢湖と撮影地

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