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2022年10月(No.332)

 

中華料理「覇龍」の焼きそば(根白石)

秘書課 菅野 瞳


私の食レポも何度目になるでしょう。今回は、中華が大好きな当院院長のお勧めの“あんかけ焼きそば”を食しに、泉ヶ岳の袂、根白石にお店を構える「覇龍」さんにお邪魔して来ました(図1)。

図01

【宮城・泉区】 中華料理「覇龍」


 仙台市中心部からは、車で30分強の距離がある郊外店も郊外店。ですが、ランチ時ともなると、連日行列ができるという書き込みがある、知る人ぞ知る人気中華料理店です。それを踏まえ、お店の開店時刻を狙って来店です。

いざ、来店!
 開店と同時に突入を目論んで出向いた私ではありますが、なんと開店からまだ数分だというのに、駐車場に待ち組が……流石に噂にたがわぬ人気店、恐るべし!
 空腹の機嫌の悪さもどこ吹く風……駐車場の満車状況を目の当たりにし、覇龍さんへの期待値はMAXとなりました。

 ようやっと入店の時となり、オーダーは決まっていましたが、初来店のお店なので、メニュー表に一通り目を通します。どれもこれも口にしたいメニューがずらり。ふと見上げると壁には、お店の人気ナンバー5までのラインナップが掲載されています。

 ナンバー1はやはり……院長もお勧めをされている「五目焼きそば」の文字が。
 そしてランキングをたどってみると、ナンバー5には「エビ焼きそば」の文字が。

 お店の方に伺うと、五目は甘醤油味でエビ焼きそばは塩味とのこと。惹かれますね~どちらも。さすれば勿論、甘めしょっぱめの無限ループにはまるしかないだろうと思い、2点を迷うことなく注文です。

実食
 店内は当然満席ですが、10分足らずで2点が同時に配膳され、まずは人気ナンバー1から頂くことに。
 焼きそばの上を覆う餡はとろみの強い餡のようです(図2)。そしてその餡を絡める焼きそば……焼き加減が絶妙で、いい焦げ目がついています。この絵図は、美味しくない訳がない、反則に近いものがありました(笑)。
 いざ口にしてみると、色味から察する程の濃厚さはなく、意外にあっさりと頂けます。あんかけ焼きそばにはあまり期待出来ない、野菜のシャキシャキ感がしっかり残っていて、これには感激。

 いけないいけない、このまま食べ進めてしまうと、甘じょっぱいの無限ループが、一巡もすることなく終わってしまいます。一度手を止めて深呼吸。お次はエビ焼きそばを頂きます。こちらもしっかりとした餡が焼きそばを覆っています。見た目にもエビのプリプリ感と、白菜のシャキシャキ感が伝わってきます。

図02


 2品目の塩味のエビ焼きそばは、一言で表すなればとても優しいお味です(図3)。決して味付けが薄いという意味ではなく、上品でかつうまみを感じる一品です。
 2種の焼きそばに共通して感じたことなのですが、共に食べ終わるまでに、餡がサラサラの水分のようになってしまうことがなく、最後の最後までとろみのある餡を絡めて頂くことが出来、料理人の手腕が光っていました。

図03


 この2種の焼きそばは、本当に好みが分かれる焼きそばだなと思います。どちらも甲乙つけがたく美味なのですが、個人的には人気ナンバー5のエビ焼きそばに一票です(院長……すいません)。
 その理由は、私の味覚にはちょっとだけ五目焼きそばは、甘みが強いかなと感じたからです。
 仙台市中心部からは、そこそこの距離がある覇龍さんですが、人を惹き付けるお味とサービスがあれば、遠方でも足しげく通うお客さんは沢山いるのですよ、ということを証明している名店だなと思いました。もっと足を運びやすいように、仙台市中心部にも是非お店を……と言いたいところではありますが、焼きそばが恋しくなった時には、足しげく通わせて頂こうと思います。

覇龍さん、ご馳走様でした!
 尚、私は取材までに3度振られており(臨時休業)、それにめげず4度目の訪問で、ようやっと名店の焼きそばを味わうことが出来たわけですが、昨今もコロナ禍中の短縮営業や臨時休業が考えられますので、ご来店の際には入電をされることをお勧め致します。

【お店情報】
 中華料理「覇龍」
 仙台市泉区根白石町東56-3
 TEL 022-379-2123

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