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2023年11月 No.345

 

院長のひとりごと


 このコーナーは、私個人の自由気ままなひとりごとを呟くコーナーです。

【中国】破綻しつつある中国の「核汚染水批判」
 中国のグローバル情報操作については、昨日のメルマガでお伝えした通り、米国務省の厳しい批判レポートがあります。私が以前翻訳上梓した、何清漣著の「中国の大プロパガンダ」とによれば、中国が高額予算を割いて進めた対外プロパガンダ工作、情報戦、認知戦というものが、実は今破綻してきている模様。日本の「核汚染水批判」が最終的に尻すぼみになって、中国が孤立無援になったのは、中国の大プロパガンダ政策の敗北なのだと思います。中国人民は、日本の核汚染よりも、中国の放射能汚染問題の方が深刻だとわかっているのです。
 (福島香織のメルマガ「中国趣聞」882号より一部抜粋)

【オバマ】オバマ元大統領の妻ミシェルの本名は”マイケル“?
 (内海聡@touyoui|ツイッター)

【イスラエル】ハマスの蛮行とイスラエルの実情
 (髙安カミュ(ミジンコまさ)@martytaka777|ツイッター)

【垂 秀夫】駐中国大使の垂秀夫氏が交代
 10月22日、政府は駐中国大使である垂さんの交代を発表しました。歯に衣きせぬ外交姿勢で日本の意思をはっきりと相手に伝えるその姿には、とても感銘を受けていましたし、日本外交の頼れるキーパーソンとして応援していました。

【伊勢 雅臣】日本再生の近道は“コスパ病”の克服
 【伊勢 雅臣】 2023-10-23 「日本再生の近道は“コスパ病”の克服」.pdf
 (伊勢雅臣のメルマガ「パワーゲーム」より)

【藤井 聡】いまの日本の最優先課題は岸田文雄・対策である
 【藤井 聡】 2023-10-25 「今、日本のための最優先課題は”岸田文雄・対策”。その成果が少しずつ出てきているようです。」.pdf
 (藤井 聡のメルマガ「クライテリオン」より一部抜粋)

【藤井 聡】支持率急落26.9%の岸田政権
 【藤井 聡】 2023-10-31 【支持率急落・岸田内閣】「岸田」という男は一体なぜ、ここまで人を無性に苛つかせてしまうのか?.pdf
 (藤井 聡のメルマガ「クライテリオン」より一部抜粋)



【山口敬之】世耕議員国会質問
 以下、山口氏が国会での代表質問におよんだ世耕議員の質問内容を文字起こししたものです。

世耕弘成 代表質問「冒頭ぶっ飛びパート」
①自由民主党の世耕弘成です。会派を代表して、岸田総理の所信表明演説について質問をいたします。
 岸田総理、最初に明確に申し上げますが、私は総理を支持し、総理が目指されている国の姿や政策の実現に少しでも協力したいと思っています。
総理は総裁選を勝ち抜かれた、我々が選んだ自由民主党総裁であります。

 岸田政権は安倍政権以来の基本政策を堅持され、経済、外交などの重要政策においてもこれまで大きな失敗も犯されていません。
さらに、地道に仕事に取り組まれ、長年の懸案であった安保関連3文書の策定と防衛予算の大幅拡充、原発新増設・リプレイスの方針決定などを断行されました。
また喫緊の課題であった新型コロナの5類感染症への移行、統一教会への解散命令請求も実行に移されました。国際情勢が緊迫する中でのG7議長としての議論の取りまとめ、ウクライナへの支援、日韓関係の改善など、外交上の難題にも懸命に取り組んで成果を出しています。経済全体の指標は決して悪くはなく、賃金も税収も伸びています。我が国は、世界の中で最もまともな経済状況にあると評する方もいます。

 確固たる姿勢で国民に賛否のある政策を推進した安倍政権や菅政権から、「聞く力」を重視し、国民に寄り添う姿勢を鮮明にする岸田政権へとバトンが引き継がれたことは、外交安全保障政策を重視し、安保改定という国論を二分するテーマに正面から取り組んだ岸信介政権の後を継いだのが、「低姿勢」と「寛容と忍耐」をキャッチフレーズに、世の中の安定と国民の豊かさを指向した池田勇人政権であったことを彷彿とさせます。
 池田元総理も同じ広島県選出であることも相まって、岸田総理の登場には、個人的に、歴史の必然さえ感じています。

②しかし現状において支持率は低空飛行、補欠選挙の結果も1勝1敗。
「こんなに頑張って成果を出しているのに、なぜ評価されないのだろう?」これが現在の岸田総理の率直なご心境ではないでしょうか。
政権の置かれている現状について、総理はどうお感じになっているでしょうか?率直にお考えをお聞かせください。」

③「支持率が向上しない最大の原因は、国民が期待するリーダーとしての姿が示せていないということに尽きるのではないでしょうか。
 リーダーの役割とは何か?サラリーマン時代からずっと、私は、自分自身に問いかけ続けてきました。上司や先輩の言動を見つめ、過去の偉大な政治家や経営者が残した言葉から学び、そして自分自身の数多の失敗から教訓を得て、私なりのリーダー像を作り上げてきましたが、まだ道半ばです。
いや、永遠に完全な答えを得ることはないでしょう。
岸田総理ご自身はリーダーとはどうあるべきとお考えでしょうか? 本音をお聞かせください。」

④私が現段階で考えているリーダー像は『決断し、その内容をわかりやすい言葉で伝えて、人を動かし、そしてその結果について責任を取る』という姿です。
 しかし残念ながら、現状において、岸田総理の「決断」と「言葉」については、いくばくかの弱さを感じざるを得ません。
 その弱さが顕著に露呈したのが、今回の減税にまつわる一連の動きです。
9月25日に総理は「税収増を国民に適切に還元する」と表明されました。しかしこの「還元」という言葉が分かりにくかった。自分で決断するのではなく、検討を丸投げしたように国民には映った。総理のパッションが伝わらなかった。

 その後「還元」という「言葉」が一人歩きして、「給付なのか減税なのか」、「はたまた両方なのか」、総理の真意について与党内でも様々な憶測を呼んでしまいました。世の中に対しても、物価高に対応して総理が何をやろうとしているのか、全く伝わりませんでした。
 もし、9月25日に総理が、「物価高による生活困窮世帯の苦境は深刻なので十分な給付を迅速に行う。一方で、物価高は中間層の家計も圧迫しており、消費の停滞にもつながっている。これには所得減税で対応する。どのような手法を取るかについては技術的な問題もあるので、党税調の専門家とも相談しながら決めていきたい。」とわかりやすく述べておられたら、政府与党での議論が混乱することもなかったでしょうし、多くの国民も物価高に対する総理の姿勢をよく理解してくれたことでしょう。

⑤
総理は過去の総理よりも頻繁に会見に応じられるなど、国民への情報発信に心を砕いておられます。しかし「綸言汗の如し」と申します。リーダーの発した「言葉」はかいた汗のように、元に戻すことはできません。
今後重要な局面で発信される際には、総理ご自身がじっくりと考えて決断し、水面下の根回しも入念に行なって、その発言により政権の政策の方向性を確定させ、なんとしてでも国民の支持を得るという覚悟で、政治家としての言葉で発信していただきたいと思います。

⑥
「そんな確定的な『言葉』で全てを発信することは難しい。発言の修正に追い込まれたらどうするのだ、逃げ道を作っておかなくては」と思われるかもしれません。
 ウインストン・チャーチルは、政治家に必要な資質として以下の言葉を残しています。
「政治家に必要な能力とは、明日、来週、来月、来年何が起こるかを予言すること。そしてそうならなかったときに理由を説明できることである」と。変更を迫られた時は、また真摯に自分の言葉で説明すればいいのです。

 総理、「言葉」の重みと発信の在り方について、どのようにお考えか?率直にご意見をお聞かせください。
 (山口敬之メルマガ「日本メルマガ」90号より一部抜粋)

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