3443通信 No.360
めまい(BPPV)アンケート42
当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。
症例1
40代女性の症例です。2023年6月にめまいが起きて大崎市内の耳鼻科を受診し、左聴力低下と診断され血行促進する薬を処方されました。
ですが、疲労感が強まるとめまいが再発するため、最初の発症から1カ月後に仙台市内の耳鼻科を受診したところ内耳性めまいと診断され、鎮暈剤を処方されました。
それでもめまい症状が軽減するものの完全には治らず、薬を飲んでも3カ月くらいで疲労感とともにめまいが出てしまうと話されていました。
補足として、30代の頃にMRI撮影をしていますが、特に異常は見られませんでした。
何度もめまいが繰り返し、そのたびに病院巡りをしましたが下人が分からず悩んでいたところ、普段から通う美容師さんから当院を紹介されました。
エプリー法は2回目までは、施術後にめまいを感じましたが、4回目が終わるころにはその良さが分かったそうです。
その後は、グルグルしためまいがなくなり、耳に聞こえ方も良くなったと話しておられました。
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症例2
50代女性の患者さんです。2024年9月、振り向いたときに急にグルグルと回るめまいと吐き気に襲われ、まっすぐ歩けなくなってしまったそうです。
石巻市内の救急外来を受診して吐き気止めの点滴を受け、脳外科と耳鼻科受診を勧められました。
その後、脳外科でMRI撮影するも異常はみられず、かかりつけの内科から当院を紹介されました。
1回目のエプリー法の後、症状が良くなっている感じが分かりました。
初回の治療から帰宅した後に、体調が劇的に良くなっているのが分かり驚かれたそうです。
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症例3
60代女性の方です。この方は2015年にも当院を受診された患者さんで、仙台市内の総合病院でMRI撮影するも異常は見られませんでした。
2024年9月、朝に寝返りをうった際にめまいが再発し、その時は目を覚ましたと同時に暗転するような感じで起き上がれなくなったそうです。しばらく安静にして、物に掴まりながらようやく起き上がれたとのこと。
数年前にもお世話になったことを思い出し、当院を受診。
エプリー中にもめまい症状が出たため不安に感じたそうです。
ですが、繰り返し治療動作をする内にめまい症状が治まり、ほぼ平常な感じに回復されたそうです。
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めまいの治療には、専門の医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。
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