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3443通信 No.360

 

元在北京日本大使館大使 垂秀夫さん作
「悠久の時空」5

院長 三好 彰


はじめに
 2013年9月、私がアレルギー調査で毎年訪れていた中国を訪問した際、当時は在北京日本大使館の政務公使だった垂 秀夫さんと出会いました。その経緯については記事『シンガポール大使館レセプション』(3443通信 No.355)に詳しいですが、大国中国に対して「言うべきことは毅然とした態度で言う」という姿勢でのぞまれ、まさに闘う大使としてご活躍されました。
 そして2023年に退官された垂さんは、趣味であった写真家として活躍の場を移され、これまで中国で撮りためた珠玉の写真の一部を写真カレンダー『悠久の時空』として発行されました。
 ここでは、カレンダーに収蔵された美麗な写真を、連載でご紹介していきます。

03 北京市紫禁城各楼
北京市紫禁城各楼


 北京市のほぼ中心に位置する故宮または紫禁城と呼ばれる建造物は、明朝・清朝の両王朝の皇帝が住んでいた巨大な宮殿です。創造主(天帝)が住むとされる紫微星(北極星)と、その天帝から地上の秩序維持を任された皇帝(天子)の住む禁城という言葉が合わさって紫禁城と呼ばれています。又、明の時代に首都を南京から北京に移した際に、南京市の紫金山の名前に由来しているとの話もあります。
 北京には明の十三陵も存在しますし、更には北京ダックは元々南京のむしドリだったとのウワサもあります。


【公式】垂秀夫 Official Website

著者近影
出版社

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