3443通信 No.363
めまい(BPPV)症例のご紹介45
当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。
■症例1
70代女性の方です。2024年7月に朝起きる時にグルグル回るめまいがあり、日中もフラフラするような状態が続いていました。内科を受診しましたが内服や点滴を受けるにとどまっていたそうです。
その後、放射線科でMRI撮影をするも「年齢相応」との診断を受けるのみでした。
そして、友人の紹介を受けて当院を受診されました。
当院の受診前は、体が上下左右に傾きふらつきを覚えていたそうですが、エプリー中はめまいの自覚症状はなく、落ち着いて施術を受けられていました。
治療後は、全身が軽くなったと実感され、めまいがあったことが嘘のようだったと話されていました。
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■症例2
60代の女性です。2024年7月中旬にめまいと吐き気があり、総合病院を受診したところ、脱水症状と良性発作性頭位めまい症との診断を受け、数日間入院となりました。CT撮影は異常なしでした。
その後もめまいは治まらず、耳鼻科を受診したところ前庭神経炎と診断され、内服で2カ月ほど様子見となりました。
その期間中も体を動かすとフラフラする感覚があり、就寝時に体を横にすると一瞬めまいがあったそうです。
インターネットでめまい治療について調べていたところ、当院のホームページを見つけて受診されました。
エプリー法の施行後は、ときどきフラフラする感覚はあるもののめまいは無くなり、その原因が分かった事で安心を得ることが出来たそうです。
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■症例3
30代女性の患者さんです。めまいがいつ頃起きたかはうろ覚えとのこと。
2023年2月に頭痛のため脳神経内科でMRI撮影するも異常なしだったが、めまいは数カ月前からあったとのお話で、頭を下向きにするとフワフワする感覚があり、意識が遠のきそうになるとのこと。
当初は寝不足による体調不良と思っていたものの、2024年11月に立ち上がった際に上下にふらつくようなめまいがあり、救急車で総合病院に搬送されました。
その後、インターネットで当院を知り、予約不要のため受診を決められたそうです。
施術中は痛みもめまいも立ちくらみもなく、ただ暗闇(頭部につけたカメラ)を見つめている間に終わっていました。
治療後はふらつきが減って来たと感じられ、体調的にも楽になったとお話されていました。
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めまいの治療には、専門の医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。
めまいについてはこちらもご覧下さい。
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