3443通信 No.363
元在北京日本大使館大使 垂秀夫さん作
「悠久の時空」8
院長 三好 彰
はじめに
2013年9月、私がアレルギー調査で毎年訪れていた中国を訪問した際、当時は在北京日本大使館の政務公使だった垂 秀夫さんと出会いました。その経緯については記事『シンガポール大使館レセプション』（3443通信 No.355）に詳しいですが、大国中国に対して「言うべきことは毅然とした態度で言う」という姿勢でのぞまれ、まさに闘う大使としてご活躍されました。
そして2023年に退官された垂さんは、趣味であった写真家として活躍の場を移され、これまで中国で撮りためた珠玉の写真の一部を写真カレンダー『悠久の時空』として発行されました。
ここでは、カレンダーに収蔵された美麗な写真を、連載でご紹介していきます。
北京市平谷
北京市の北東の郊外にある平谷区では、毎年4月になると一面が桃色に染まります。
ここには約1万5000ヘクタール（東京ドーム3000個分）にも及ぶ桃畑が広がっており”桃の故郷“とも呼ばれています。また世界最大級の桃の生産農場とも言われており、桃の花が一斉に開花すると、写真のように景色全てがピンク色に染まります。
【公式】垂秀夫 Official Website
