3443通信 No.365
めまい(BPPV)症例のご紹介47
当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。
■症例1
50代の女性です。2024年11月に心臓の圧迫感と息苦しさがあり循環器内科を受診されました。降圧剤を処方されるも、服用後にふらつきと両耳の詰まりを感じて服用を中止。耳鼻科受診を勧められました。
その後は、症状がでる度に耳鼻科で処方された鎮暈剤を服用されていたとのこと。
それでも頭がフワフワする感覚や、歩く際にフラフラする動揺感、頭を上下に動かしたり下を向くと吐き気があったそうです。
当院へは、以前にめまい治療で受診した知人の紹介で来院されました。
エプリー中は目を開けることが難しく、吐き気が収まらなかったようでした。
ですが、治療後は頭がスッキリし、動揺感やふらつきも改善し、心臓の圧迫感も軽減されたように感じたと話されていました。
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■症例2
80代の女性です。2024年11月、歩行中に急にフラフラとしためまいを感じたため、当院を受診されました。補足として、10年前に軽い脳梗塞を発症するも現在は完治しており、今回のめまい発症直前に健康診断でMRI撮影をしたが、異常は見られなかったとのことでした。
泉区に引っ越してきた際に、友人から「めまいのエキスパート」と聞いたのが当院受診のきっかけとのこと。
エプリー中は、頭を下げる際に不安感を覚えたそうですが、耳の中にある耳石を物理的に動かすには効果的なのだろうと納得されたそうです。
同時に聴力検査なども並行し不安が解消されたとのことで、自信を持って出歩けるようになったと話されていました。
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■症例3
70代女性の患者さんです。2018年11月、歩いている際にグルグル回るめまいが起きて、総合病院に入院となりました。その際の各種検査(MR撮影、血液検査、心電図、胸部レントゲン)に異状なく、耳が原因ではないかと診断されました。
その後、車で走行中に当院のめまい治療の看板を見て受診されました。
治療中はめまいや吐き気が誘発され、血圧も上昇してしまったため苦痛を覚えたとのこと。
ですが、治療後は日常生活でめまいや吐き気を催すことはなくなったそうです。
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めまいの治療には、専門の医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。
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