3443通信 No.368
めまい(BPPV)症例のご紹介50
当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。
■症例1
60代の女性の方です。
この方は20年ほど前からめまい症状が続いており、地元の病院からは治らないとの話を受けていたとのこと。鎮暈剤は処方されていたものの、めまい自体の完治が困難とのことで不安を抱えていた様子でした。
当院にはかかりつけの内科からの紹介で受診されました。
景色が横に揺れるタイプで、初回のエプリー法ではめまいが誘発されて驚いておられましたが、回数を重ねるうちにめまいは改善していきました。
それでも再発の不安から、半年に一回の通院を希望されており、経過観察中となっています。
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■症例2
40代の男性です。
2024年12月、朝の起床時に左耳を下にすると、グルグル回るめまいが起きました。吐き気はないものの、運転は困難であったそうです。
インターネットで調べたところ当院を知り、受診されました。
問診では、30代の頃に転倒した頭を打った際にMRI撮影するも、特に異常は見られなかったそうです。
エプリー法の説明を受けた段階では懐疑的な様子でしたが、施術を繰り返すうちにめまいは改善し、最終的にはフラフラするような自覚症状はなくなりました。
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■症例3
60代女性の患者さんです。
2024年12月下旬、歩行時にフラフラ、グラグラする動揺感があり、頭を動かすと吐き気と伴うめまいがありました
脳神経内科でCT撮影するも異状なく、当院に紹介となりました。
本人からは「1週間ほど前から、ストレスで寝れない日が続いていた」「体が揺れて歩行困難だった」と申告がありました。
初回の治療では、頭を下げる体位に不安を覚えた様子でしたが、めまいの悪化はみられなかったため落ち着いて施術を受けられていました。
治療後はフワフワした自覚症状の頻度も減り、精神的に落ち着いた様子で過ごされていました。
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めまいの治療には、めまい専門医のいる医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。
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