3443通信 No.369
めまい(BPPV)症例のご紹介51
当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。
■症例1
60代の男性です。
この方は2024年頃から時々まっすぐ歩けない、吐き気、嘔吐の症状がありました。心臓が原因かと思い循環器科を受診しカテーテル検査を受けるも異常なしと診断されました。
症状は収まらず、翌年に脳神経外科でMRI撮影をするも異常はなく、「耳が原因のめまいではないか?」と主治医から説明があったそうです。
会社勤めのため、土日祝日も診療していることを知った男性は当院を受診。
当初、別のクリニックにてエプリー法はネット閲覧を勧められてご自身でやってはみたものの上手くいかなかったとのこと。
実際に医師の指導の下で行なったところ、ふらつきは改善され、出張先などでもめまいの心配をすることがなくなったと話されていました。
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■症例2
80代の男性です。
2025年5月頃からめまいの自覚症状があり、当院を受診する1週間前から起床する数分前にめまいを感じ、数日後にはその症状が3日間ほど続いたそうです。
2015年頃一度MRI撮影をしていたが、特に異常は見られなかった。
また、ご家族も同様のめまい症状のために当院を受診していました。
当院の受診日は特にめまい症状がひどく、今後のことを考えて受診を決められたそうです。
エプリー法については、通院していたご家族から話を聞いていたこともあり緊張することなく施術を受けられており、治療後は頭の動かし方について気を付けながら、普段通りの生活を送られているようでした。
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■症例3
70代女性の患者さんです。
2025年3月に、グルグル、フワフワするめまいがあり、耳鼻科を受診したところメニエール疑いとの診断がなされて鎮暈剤を処方されました。
その後、歩行時に力が入らなくなったため、かかりつけの内科の紹介で脳外科にてMRI撮影をするも異常はありませんでした。
当院には、無料冊子『げんき倶楽部杜人』の広告を見て来院されました。
治療の初めはエプリー法によるめまいが誘発されることに驚いていた様子でしたが、治療が進むにつれてめまいは改善傾向にあり、気持ちも良くなっていかれた様子でした。
治療後は、めまいの自覚症状も見られなくなりました。
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めまいの治療には、専門の医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。
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