3443通信 No.376
みみ・はな・のどのQ&A

ここでは、みみ・はな・のどの症状に関する患者さんの疑問について、解説するコーナーです。
▼【質 問】
「大音響で音楽を聞いた後、耳の聞こえが悪くなったり足がふらつくので心配です」
ライブハウスなどで大音響で音楽を聞いた直後、耳の聞こえが悪くなったり足がふらついたりします。いつも自然に治っているのですが……。
△【回 答】
「騒音性難聴だと思われます。元に戻らない場合は専門医へ」
あまりにも大きな音を突然聞くと、耳の神経がダメージを受けて聞こえが悪くなってしまうことがあります。この聞こえの悪さは、耳をしばらく休めると元に戻ることもありますが、大きな音を聞き続けると耳の神経がくたびれてしまって、聞こえが回復しなくなることがあります。
これを騒音性難聴(そうおんせいなんちょう)とか音響性外傷(おんきょうせいがいしょう)と呼び、それにめまいを伴うことがあります。
その理由は、耳の中に音を感じるかたつむり管(蝸牛)の隣に、体のバランスを司る三半規管があるため、大きな音によってかたつむり管だけではなくこの三半規管も強く刺激されることで、バランスを崩すつまりめまいが起きる原因になります。
これが聞こえの悪化とめまいが同時に起きる理由です。
耳の休まる暇もないほど連続して音楽を聞き続けることは出来るだけ控えましょう。特に体調が良くない時、徹夜明けの空腹時などは体の抵抗力が低下しているので、耳の神経がダメージを受けやすくなるとも言われています。そういう時は無理をせず、出来るだけ耳の神経を休ませてあげましょう。
また、コンサートやライブの後、休息をとっても耳の聞こえが元に戻らない場合は、耳鼻咽喉科専門医に行きましょう。ビタミン剤やステロイド剤の点滴と内服薬を使用して、耳の神経の機能回復を図ります。
ただ、予防に勝る治療法はありませんので、普段から十分に注意してください。
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