3443通信 No.379
水彩画と随筆82
絵・文 渡邉 建介
院長 三好 彰
はじめに
私の従弟である渡邉建介先生より、著書「水彩画と随筆」を拝受しました。渡邉先生は2011年に大学を退職後、その記念として描きためた水彩画をまとめた1冊目の画集を出版されました。
渡邉先生は、生涯を通じて水彩画を描き続けると決心し、2冊、3冊と版を重ねられて2019年に4冊目の発行と相成りました。
ご自身が訪れた世界各地の風景を、彩り豊かな水彩を用いて情感あふれる作品に仕上げられています。
本誌では、渡邉先生の珠玉の作品の数々をシリーズでご紹介いたします。

作品名「ルアンバパーン(1)」
1995年に世界遺産に登録されたラオスの古都である。1975年に革命で王政が廃止されるまで王都として栄華を誇っていた。現在でもラオス第2の都市だ。市内には80もの寺院が立ち並びラオスの京都といった風情である。人々は信心深く、朝早くから托鉢に来る僧侶の行列にもち米を施す。治安がいいため欧米人にとっては東南アジアでもっとも人気のスポットだそうだ。我々も朝5時に起きて托鉢僧にもち米を施した。今では観光客が多く托鉢僧の米櫃はみるみる一杯になっていく。オレンジの袈裟が鮮やかで朝もやの古都に趣を添えていた。