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みみ、はな、のどの変なとき

24 老人性難聴と補聴器

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お年寄りの難聴に、それでは補聴器はどうでしょう。最近は町の電機屋さんでも、補聴器の安売りをしていますし。安く買ってお年寄りに与えれば、喜んでもらえるのではないでしょうか。

結論から⾔えば、安売りの補聴器をただ買って与えるのでは、お年寄りには不⼗分です。例えて⾔うならば、⽼眼に対しても⾍眼鏡ならば微調整は必要無い訳で、これが本格的に⽼眼鏡を選ぶことになれば眼科医での検査が必要となります。それと同じ原理なのですが、補聴器は⽼眼の場合の⽼眼鏡に相当し⾍眼鏡よりはるかに複雑です。ですからご本⼈の難聴のタイプを検査して、それに向いた補聴器を選択する要があります。

それに⽿が聞こえないと⼀⼝に⾔っても、家族と会話するのに不⾃由なのか、会議で複数の⼈と討論するのに困難を感じるのか、テレビを楽しむのに必要なのか、補聴器のニーズは⼀⼈ひとり異なります。補聴器に要求される性能も、それぞれ異なる訳です。理想を⾔えば、補聴器は専⾨医(厚⽣労働省の主催する、補聴器適合判定医師研修会の終了者に限られます)の指導の下に専⾨店で選択し、もしも可能なら試聴・貸し出しまでしてもらって購⼊するのがベストです。

なお、補聴器を使⽤しても難聴の個⼈差から、すべてのお年寄りの聞こえが⼗分に良くなる訳ではありません。脳の⽼化による、語⾳弁別能の低下も加わっていますし。やはりお年寄りの⽬を⾒ながら、”ゆっくり・はっきり・くっきり”話をしてあげる⼼がけは、⽋かせません。

 

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