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みみ、はな、のどの変なとき

52 耳の検査「平衡機能検査」

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内⽿の前庭がめまいに関わっているところから、⽿の機能検査の⼀環として平衡機能検査が⾏なわれます。

まずごく簡単な平衡機能検査として、被験者にまっすぐ⽴ってもらい、体のふらつきが⾒られないかどうかチェックする⽅法があります。⽬を開けたときと閉じたときを較べて、そのふらつきの程度を⽐較します。単に⽴たせるだけでなく、歩かせたり⾜踏みさせたりして検査する⼿法もあります。

もっとも⼀般的なめまいの検査は、眼球運動の異常を観察する⽅法です。これは眼振(眼球振盪の略です)と⾔って、めまいがあって体が倒れそうになるときには、それと反対⽅向に向かう律動的な眼球運動が⾒られるので、それを検出するのです。この検査は、フレンツェルの眼鏡と称する特殊な眼鏡で⽬を覆って、実施されることが多いものです。
 上向きに寝かせて部屋を暗くし、フレンツェル眼鏡を使⽤して頭の位置をかえながら⾏なうめまい検査は、内⽿の機能を調べる上で重要です。

さらにフレンツェルを装着して、⽿に冷たい⽔や暖かいお湯を注⼊する検査(温度眼振検査)、体を回転させて眼振が発⽣するかどうかを⾒る検査(回転刺激検査)も、内⽿の機能検査として⾏なわれます。
 フレンツェル眼鏡の代わりに⽬の周囲に電極を装着し、眼球運動を電気的に把握する検査もあります。電気眼振計(ENG)と呼ばれるこの⽅法は、⽬で指標を追い掛けそれがスムースに可能かどうかを調べる視標追跡検査(ETT)や、視覚刺激による眼振をチェックする視運動性眼振(OKNやOKP)検査に活⽤されます。これら2つの検査は、脳幹や⼩脳に原因のあるめまい疾患の検出に、とても役⽴ちます。

 

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